大阪関西万博で誕生した新たなプラントベース記録
2025年、大阪で開催された関西万博にて、プラントベース専業の「かるあげキッチンカー」が驚異的な成果を上げました。なんと、累計販売数が4万食を突破し、2025年5月16日から6月15日までの1カ月間の売上は4,000万円を超えました。
「かるあげキッチンカー」とは
「かるあげキッチンカー」は、株式会社エヌ・ディ・シーが展開する飲食業態で、植物由来の原料のみを使用したメニューを提供しています。その中でも特に人気が高いのが「かるカツバーガー」。毎日約300食が販売されており、サクサクの食感と“かるさ”が特徴です。お客様からも「肉ではないのに満足感がある」と好評を得ています。
プラントベース専門店の異例の成功
この販売成績は、国内外の同業態の比較においても異例のものです。プラントベースの店舗が月間売上4,000万円を超えた例は、世界的にも稀な成功例と言えるでしょう。日本国内で「プラントベース食品が売れる」という現象は、今後の業界発展に大きな期待を寄せるものです。特に万博という国際的な場で、植物性食品がここまで支持されたことは、大きな意義があります。
多様なメニューラインナップ
「かるあげキッチンカー」では、人気の「かるカツバーガー」以外にも、かるカツランチBOXやかるカツコンボ、そして揚げたてのサイドメニューなどを取り揃えています。特に、かるカツランチBOXはサンドイッチに、2個目のかるカツ、揚げたてポテトがセットになり、顧客に大変人気です。
夏向け新メニューも登場
これからの季節に向けて、「かるカツうどん」や「ひんやりランチBOX」など、夏にぴったりの新メニューが6月下旬より順次提供される予定です。特に冷いかるカツを使用したランチボックスは、食欲をそそる魅力的な一品となっています。また、クラフトビールブランド「常陸野ネスト」の微アル飲料も提供され、さらなる充実したメニュー展開が期待されています。
冷凍商品展開の好評
「かるあげキッチンカー」では、冷凍かるカツも業務用に展開しており、全国の飲食店や給食業者に向けた販売が好調です。冷凍かるカツは、衣付きで冷凍されており、解凍なしで揚げるだけの手軽さが魅力です。外食や中食、給食の現場で多様なメニューとして利用されることで、多くの人々に楽しんでもらえる機会を提供しています。
万博出店情報
「かるあげキッチンカー」は2025年4月13日から10月13日まで、大阪関西万博の「PASONA NATUREVERSEキッチン」にて出店しています。万博会場の西口ゲート近くでは、毎日多くのお客様が訪れ、プラントベース食品の魅力を体験しています。
プラン展開と未来へのビジョン
エヌ・ディ・シーの代表、市川吉徳氏は、「プラントベース食品の『日常化』が近づいている」と自信を示しています。今後も多くの人々に「かるくておいしい」食体験を提供し、国内外での展開を進めていく方針です。「かるあげ」ブランドは、大豆と米を使用したプラントベース食品として、人にも社会にも優しい製品を目指し、さらなる商品開発や協業展開を促進する計画をしています。
大阪関西万博での成功を通じて、プラントベース食品の未来が切り開かれることが期待されます。新しい食文化の発展に向けて、ぜひ「かるあげ」の味を楽しんでみてください。