佐賀で楽しむ!地域で広がるアップサイクルと環境意識の祭典
2025年10月12日(日)から13日(月・祝)の2日間、佐賀駅前交流広場にて開催された「プラスマLifeさが プラごみ削減フェア vol.2」。このイベントは、環境問題に対する意識を高めることを目的とし、地域、行政、若者が一丸となって取り組むものでした。特に「Precious Plastic 唐津」が展開したアップサイクルワークショップは、参加者に新たな視点と楽しさを提供しました。
アップサイクル体験の魅力
「Precious Plastic 唐津」では、参加者がペットボトルキャップを利用して、自分だけのコースターやキーホルダーを作る「アップサイクル体験」を実施。子どもたちや家族連れ、学生、シニア世代など、幅広い層が参加し、「楽しいだけでなく、環境にも配慮している」と好評でした。実際に、「普段捨てているキャップがアートに変わるなんて、驚きです」といった声も聞かれ、参加者の創造力を引き出す良い機会となったようです。
限定コースターが大人気
特に注目を集めたのは、唐津の離島にある馬渡小中学校の児童たちがデザインした限定コースター。このコースターは、佐賀のプロバスケットボールチーム「SAGAバルーナーズ」の公式キャラクター“バルタン”をテーマにしており、SNSでも話題に上がるほど。ファンたちはこの特別なコースター目当てに会場を訪れ、その人気ぶりを証明しました。
地域と企業が一体となった取り組み
イベントでは、早稲田大学や株式会社MEISEIの製品展示も行われ、学術機関と企業、地域の連携が実現しました。これにより、実践的なサーキュラーエコノミーの重要性についても来場者に伝えることができました。また、株式会社九州シグマの協力で、冷たい炭酸水の差し入れがあり、来場者は暑さに和やかなひと時を過ごしました。この後、使用済みペットボトルキャップがPrecious Plasticに寄付される「循環のリレー」も行われ、地域全体での連携の象徴とも言える場面が展開されました。
ラジオで循環型社会を発信
参加できなかった方に向けて、2025年10月31日(木)15時より、佐賀のコミュニティFM「さがFM」で本イベントの模様が特集される予定。これにより、広く循環型社会の理念が周知されることとなります。
地域発・市民参加型の活動
「Precious Plastic 唐津」は、地域発の市民参加型プラスチックごみのアップサイクルプロジェクトです。オランダを発祥とする「Precious Plastic」の技術を基に、唐津市内で発生したプラスチックごみを地域内で回収・処理し、新しいプロダクトに生まれ変わらせる活動を行っています。大阪・関西万博でもその取り組みが紹介される予定で、地域における持続可能な取り組みが全国に広がることを目指しています。
最後に
このような地域と企業、そして市民が協力し合うイベントは、持続可能な社会を実現するための大きな一歩です。「プラスマLifeさが プラごみ削減フェア」に参加した皆さんは、楽しみながら環境問題についての理解を深め、次世代へとその気持ちを伝えていくことが期待されます。