70年代芸術展
2025-06-13 13:31:30

大阪芸術大学所蔵品展が示す70年代の芸術と万博の夢

令和7年度大阪芸術大学所蔵品展をご紹介



大阪のアートシーンに新たな風を吹き込む「令和7年度大阪芸術大学所蔵品展」が、2025年6月23日から7月9日まで、同大学の芸術情報センター展示ホールで開催されます。本展のテーマは「Around EXPO’70―当時の大阪芸術大学と日本万国博覧会―」。この展覧会では、1970年に大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)と、大阪芸術大学の密接な関係性に焦点を当てます。

大阪万博と芸術大学の密接な関係


この展示は、2025年の「大阪・関西万博」を見据えて、1970年の大阪万博をリバイバルするという意義を持っています。大阪芸術大学は、1964年に開学された若い芸術大学であり、当時の日本の芸術文化において重要な役割を果たしていました。9年目に入ったこの時期は、大学への新しい学科の開設や、全国から多くの著名作家や研究者が教員として揃うなど、成長の真っ只中にありました。

展示される貴重な作品達


本展では、大阪万博に深く関与した教員の作品や、万博で使用された資料が並ぶ予定です。万博で活躍した教員5名の個々の作品、その万博との関わりを示す資料が紹介されます。また、大阪万博のチェコスロバキア館で展示されていた作品や、祭り広場のメインコントロールルームで使われたテープレコーダーなど、貴重な資料も展示されます。

例えば、画家とデザイナーによる作品や、当時の本学が所蔵している作品も目玉となります。展示資料には、1970年頃のキャンパスの工事風景写真や、各学科の教員が制作した芸術作品が含まれており、当時の教育の流れや文化に触れられる貴重な機会です。

芸術学の黎明期と万博の意義


1970年、大阪万博は戦後日本の復活を印象付ける重要なイベントでした。この万博は、戦後のイメージを払拭し、未来の展望を示す場となることを目指しました。その中で、大阪芸術大学もまた新たな芸術教育の実践に励んでおり、まさに日本芸術文化の変革の舞台に立っていたと言えます。

本展では、当時の大阪芸術大学で教鞭を取った14名の作品も展示され、彼らの活動と大学の成長が織り成す歴史的背景を学ぶことができるでしょう。展示からは、当時の芸術と文化がどのように形成されていったのかを、来場者自身で感じていただけることでしょう。

展示情報とアクセス


本展の開催情報は以下の通りです。
  • - 開催期間: 2025年6月23日(月)~7月9日(水) 11:00~18:00(※日曜日休館)
  • - 場所: 大阪芸術大学 芸術情報センター 展示ホール(大阪府南河内郡河南町東山469)
  • - 出入口: 近鉄南大阪線「河内長野」行きの準急に乗り「喜志」駅下車。その後、スクールバスやコミュニティバスでアクセス可能です。
  • - 入場料: 無料

まとめ


この所蔵品展は、大阪万博と大阪芸術大学との歴史的な関連性を探る貴重な機会です。過去から現在への芸術の流れを感じ取れば、いま進行中の万博への期待感が高まります。ぜひ、皆様のご来場をお待ちしています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: 大阪芸術大学 日本万国博覧会 芸術展

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。