大阪で未来の実験自動化を体験!
2025年12月17日と18日の2日間、大阪市にて日本最大級のスタートアップ展示会『Startup JAPAN EXPO 2025』が開催されます。このイベントに、東北大学発のスタートアップ「株式会社LaboRobo」が参加し、実験自動化ソフトウェア「LabCraft」を中心とした新しい技術を紹介する予定です。
LaboRoboの使命
LaboRoboは、学術研究や製造業の分野で実験の自動化を推進することを目指しています。多くの研究室では依然として人手作業が中心で、これによる属人化や再現性の課題、さらには長時間労働の負担が問題視されています。LaboRoboは、これらの課題を解決するため、実験プロトコルをノーコードで設計し、ロボットアームを含む周辺機器に自動実行させることを可能にするLabCraftを開発しました。これにより、研究者は手作業から解放され、クリエイティブな作業に時間を集中できる環境を提供することを目指しています。
LabCraftについて
LabCraftは、実験のノーコード記述を実現するソフトウェアです。以下の様な特長があります:
- - 自然言語入力: 実験プロトコルをAIが自動で設計・実行まで一貫して管理できます。
- - ブロックリー形式のUI: 使いやすく、即時にカスタマイズが可能です。
- - 多機器の一元制御: 卓上ロボットアームやポンプ、センサーなど、様々な実験機器を統合的に管理します。
- - 実験の再現性向上: 自動記録機能により、再現性の確保と人手による誤差の軽減が実現します。
このような機能により、LaboRoboは常に変化する実験条件や多様なニーズに応じてフレキシブルに対応できるソリューションを提供しています。これは特に少量多品種の実験や試作評価を行う研究者にとって、大きな利点と言えるでしょう。
Startup JAPAN EXPO 2025に向けた準備
LaboRoboでは、今回の展示会に向けて、具体的なデモや事例を用意しています。来場者は、実験プロトコルをノーコードで設計し、ロボットアーム等の機器を自動制御するLabCraftの体験が可能です。また、過去のプロジェクトの成功事例を通じて、実験自動化の実際の手法や、その導入ステップを詳しく説明します。製造業AIやDXに関心がある方、またはアカデミアや研究機関で実験自動化を検討している方々にとっては、貴重な情報が得られる機会となるでしょう。
多様なプログラムとの連携
Startup JAPAN EXPO2025では、LaboRobo以外にも多くのスタートアップが出展し、基調講演やテーマセッションが行われます。ここでは、参加者が新規事業開発やオープンイノベーションに向けたパートナーを見つけることができる交流の場が設けられています。特に、製造業やヘルスケア分野の最新事例に触れる絶好の機会です。
最後に
LaboRoboの試みは、単なる技術革新にとどまらず、研究者の作業環境を一新し、より良い研究成果を生み出すための新たな道を切り開くものです。自動化の未来を体感し、ぜひLaboRoboのブースへお立ち寄りください。自動化の力を借りて、次世代の研究開発はどのようになるのか、一緒に探求してみませんか?