新たに誕生したオリックス・バファローズの香り
大阪を拠点とするロート製薬株式会社が、プロ野球チームオリックス・バファローズと手を組み、新しい香りを開発しました。この香りは、選手の高いパフォーマンスをサポートすることを目的にしています。2025年シーズンの開幕戦となる3月28日から、京セラドーム大阪で正式に導入される予定です。
共同開発の背景
「BÉLAIR LAB(ベレアラボ)」は、フレグランス開発と感性・機能性研究を行うクリエイティブラボです。シリーズで新しい香りを作り上げる中、オリックス・バファローズとのコラボレーションで、特に選手のハイパフォーマンスを引き出す香りを追求。球団の2025年のキャッチフレーズ「常熱#Bassion」に合わせ、選手たちの集中力や活力を引き出すことを狙っています。将来的には、ファンとの一体感を生むイベントなどでの活用も視野に入れているとのことです。
導入シーンについて
新たな香りは、選手やチーム関係者が過ごすスペースを中心に導入されます。この香りは、選手たちが試合前に集まり、士気を高める瞬間を演出。香りの力によって、選手たちの集中力や活気を高め、生き生きとしたプレイにつなげることが期待されています。
香りの特徴と成分
オリックス・バファローズのために開発された香りの主成分は、沖縄県大宜味村産のシークヮーサーです。このフルーツは、ストレスや疲労感を軽減し、選手の身体的および精神的な状態を向上させることが知られています。また、マスター調香師であるクリストフ・ロダミエルが手がけたこの香りは、選手たちのパフォーマンス向上を狙ったコンディショニングの要素をふんだんに盛り込んでいます。
シークヮーサーと健康
シークヮーサーは、長寿の村として有名な沖縄県大宜味村で育まれています。この村は、シトラスフラボノイド「ノビレチン」を豊富に含んでおり、健康維持のための食品素材として注目されています。ロート製薬では、循環型農業を推進し、シークヮーサーの香料を抽出することで、フレグランスとしての価値を引き出しています。この取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献するものです。
BÉLAIR LAB(ベレアラボ)について
「BÉLAIR LAB」は、香りの機能性と芸術性を融合させたプロジェクトです。過去には、プロサッカー選手のための香りを使用した研究や、eスポーツ選手との共同プロジェクトも行ってきました。マスター調香師のクリストフ・ロダミエルが手がける香りは、新しいスタイルを追求し続けています。様々な場面での香りの利用を推進し、商業施設やホテルなどにおける空間演出も行っています。
まとめ
オリックス・バファローズとロート製薬の新しい香りの導入は、選手たちのパフォーマンスをサポートする革新に満ちた試みです。試合を観戦するファンも、一緒にこの香りを体験することで、より一体感を持った応援ができることでしょう。ぜひ2025年の開幕戦に注目してみてください。