生成AIで医薬品開発
2026-02-24 12:38:30

日立と塩野義製薬が提携、生成AIで医薬品開発を加速

日立と塩野義製薬の新しい挑戦



株式会社日立製作所(以下、日立)は、塩野義製薬株式会社(以下、塩野義製薬)と提携し、医薬品開発における新たなソリューションを提供します。このソリューションは、生成AIを使用して医薬品開発に必要な規制関連文書を作成するもので、効果的な業務効率化を目指すものです。

合作による新薬開発支援



2026年2月から、日本国内の医薬品・ヘルスケア企業向けに本ソリューションを提供開始される予定です。日立は、将来的にこのソリューションを「Lumada」ブランドの一部として展開する意向を示しています。また、日立と塩野義製薬は、医薬品・ヘルスケア産業の課題に対するデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、協力してきました。

この新たなサービスは、治験実施計画書や治験総括報告書など、膨大な治験データを効果的にまとめることができる生成AIの特長を活かしています。具体的には、国際的なガイドラインであるICH-E6やICH-E3に基づいた文書作成を支援し、業務負荷の大幅な軽減に寄与します。

実際の効果と利用者の声



塩野義製薬で行われた概念実証(PoC)では、このソリューションを活用した結果、治験総括報告書の作成時間が約50%、治験実施計画書の作成時間が約20%も削減されることが確認されました。多くの利用者からは「全体的に時間短縮につながると感じた」という評価が寄せられています。これは、医療業界における生産性向上に寄与する大きな成果です。

資源の結集による開発



本ソリューションは、日立がこれまで蓄積してきた生成AIに関する専門知識や導入ノウハウ、医薬分野におけるIT・OT技術、プロダクトに関する豊富な経験を結集して開発されています。また、塩野義製薬のメディカルライターやデータサイエンティストの専門知識も活用されています。これにより、現場で実際に行われる業務フローの理解が深まった仕組みとなっています。

具体的には、日本語と英語が混在した膨大な治験関連情報から必要なデータを迅速かつ正確に抽出・要約し、規制関連文書の初稿を作成できる機能を備えています。このユーザーフレンドリーなインターフェースを通じて、文書作成プロセスの短縮が実現し、医薬品開発のスピードを向上させながら、現場の業務負担を軽減します。

業界への影響と未来の展望



日立は、塩野義製薬と連携し、提供するソリューションを通じて、医薬品・ヘルスケア業界の生産性を高め、医薬品の開発期間を短縮し、より多くの患者が早く治療を受けられる社会の実現を目指しています。これにより、業界全体のモデルケースが生まれることに期待しています。

さらに、日立のコネクティブインダストリーズ(CI)セクターでは、製品の豊富なインストールベースを活用し、産業向けの次世代ソリューション「HMAX Industry」を開発しています。将来的には、このソリューションをバイオ医薬品分野にも適用していく予定です。日立は、医療業界の変革をリードし、人々の健康と豊かな生活に貢献していくことを目指しています。

この取り組みは、日立と塩野義製薬の連携による医療業界の未来を築く一歩であり、どのように医療が進化していくのか、今後の進展が注目されます。


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