ミュージカル『ボニー&クライド』製作発表会レポート
2025年3月10日から4月17日まで東京のシアタークリエで上演されるミュージカル『ボニー&クライド』の製作発表記者会見が、1月31日に行われました。この会見には、主演の柿澤勇人、矢崎広、桜井玲香、海乃美月、そして演出の瀬戸山美咲が登壇しました。彼らは一般オーディエンスを招待し、劇中曲の魅力を伝えるための特別なパフォーマンスを披露しました。彼らが歌った曲は、本番では観ることのできないスペシャルバージョンで、「ピクチャー・ショー」と「残すのさ名前を」の2曲です。
『ボニー&クライド』の物語
このミュージカルは、1930年代のアメリカ中西部を舞台にした実在のギャングカップル、クライド・バロウとボニー・パーカーの栄光と悲劇の物語を基にしています。彼らは銀行強盗や殺人を繰り返しながらも、社会のアウトサイダーとしての刹那的な人生を送りました。この物語は、後にハリウッド映画『Bonnie and Clyde』として映像化され、多くの人々に愛される伝説となりました。このゲームに音楽を作るのは、数々の名作ミュージカルで知られる作曲家フランク・ワイルドホーンです。彼の作り出すジャジーでポップな楽曲が、物語のエネルギーを引き立てています。
公演の詳細
ミュージカル『ボニー&クライド』は、2025年3月10日から4月17日まで東京・シアタークリエで上演された後、4月25日から30日には大阪・森ノ宮ピロティホールでの公演が予定されています。ここでは、豪華なキャスト陣が揃っており、クライド役には柿澤勇人と矢崎広のWキャスト、ボニー役には桜井玲香と海乃美月が交互に出演します。また、大阪公演も楽しみにされている方々に向けて、詳細が発表されました。
投入された情熱と期待
会見では、各キャストが役に対する思いや舞台に対する熱い期待を語りました。演出を担当する瀬戸山美咲は、映画とは異なる視点からこの物語を描くことにやりがいを感じていると述べ、緊張感とエネルギーに満ちた作品を目指して稽古に力を入れていることを明かしました。
一方、クライド役の柿澤勇人は、犯罪者であるボニーとクライドの二人が持つ矛盾した感情を観客に感じてもらいたいと語りました。矢崎広も、自身が演じるキャラクターに命を吹き込む努力をし、観客に愛してもらえるような二人を作り上げていきたいと強調しました。
さらに、ボニー役の桜井玲香は、この二人の人間味を丁寧に描くことで観客に感動を与えたいと語り、特に楽曲とビジュアルの魅力を強調しました。海乃美月もまた、ボニーとしての存在を大切にし、彼女とクライドの関係性を深く掘り下げていきたいと考えています。
東京公演に向けた準備
東京公演のチケットは現在販売中で、平日は13,500円、土日祝日は14,000円で販売されています。公演中にはアフタートークイベントも予定されており、キャストとの交流の場が設けられています。詳細は公式サイトでご確認ください。
大阪公演も控えており、観客の期待が高まる中、今後の稽古によってさらに磨かれたパフォーマンスが披露されることでしょう。ミュージカル『ボニー&クライド』の魅力溢れる舞台をぜひお楽しみに!