ウィザスグループが「Credly」でデジタルバッジを導入
株式会社ウィザスが、新たに世界的なデジタル認証プラットフォーム「Credly by Pearson」を導入しました。この取り組みは、国内外でのキャリア支援の質を向上させるもので、特に変化の著しい労働市場において求められるスキルの認証を可能にします。
1. 「Credly」の使い方と特徴
「Credly」は、個々の学習者や社員のスキルを可視化することで、国際的な基準でのスキル認証を実現します。これにより、ウィザスグループは日本語教育とITスキルプログラムにおいて、学びの成果を広く証明することができるようになります。また、日経ビジネススクールなどの教育機関でも既に導入されており、経営学や人的資本経営に関する講座修了者にデジタルバッジが発行されています。
1.1 スキルの可視化
Credlyによって発行されるデジタルバッジは、実務経験や日本語スキル、キャリアレディネス、社会貢献といった4つの軸で展開され、特に日本企業への就職を目指す学生たちのキャリア形成を支援します。これにより、学生達は国際基準で自分が得たスキルを証明しやすくなります。
2. 労働市場の変化に対応
世界経済フォーラムの報告によると、今後5年で労働市場に求められるスキルの約半分が変化すると言われています。これに対して、ウィザスグループは、skilled教育を重視し、学びの成果を自身のキャリアに結びつけるためのプログラムを強化しています。
2.1 オンライン・オフラインの学習体験
日本語スキルはIT日本語からJLPT準拠、日本語プロジェクト学習まで多様な形で提供され、実務経験はリモートでのインターンや日本国内でのインターンシップ、さらには来日インターンも含まれます。また、キャリアレディネスを高めるために、就職準備や面接演習、自己分析などの講座も計画しています。
3. なぜ今、デジタルバッジが必要か
デジタルバッジの導入は、単なるスキル認証の手段としてだけでなく、組織にとっても重要です。適材適所の人材配置や研修設計の精度が向上し、ひいては組織に対する帰属意識や活力向上につながります。学習者が自分の成長を実感することで、自ら進んで学び続ける姿勢が育まれます。
3.1 SDGsへの貢献
ウィザスは、SDGsの実現に寄与するために、質の高い教育を全ての人々に提供することを目指しています。特に教育機会が限られがちな国々に向けて、独自のユニバーサル共育を提供することで、労働力不足の解消にも役立つよう努めています。
4. 結論
ウィザスグループのデジタルバッジ導入は、キャリア支援の新たな形を示すものです。国際的なスキル認証を通じて、学びと働きの一体化を図り、未来の人材育成に貢献します。今後も国内外でのキャリア支援に力を入れていく方針です。