生成AIが変える購買行動:最新調査から見る新しい消費スタイル
大阪・品川に本社を置く株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズは、生成AIの利用が購買行動にどのような影響を及ぼしているのかを調査する「生成AIとの対話による購買行動調査 2026」を実施しました。結果は驚くべきもので、回答者の半数以上が生成AIを通じて商品やサービスの購入や行き先の決定を行った経験があることが明らかになりました。
調査の概要
調査は2026年5月11日から16日の間に、生成AIを日常的に利用している10代から60代の男女500名を対象にインターネットアンケート形式で行われました。昨年の2025年調査よりもサンプル数が増え、より信頼性の高い結果が得られています。
生成AIがもたらす購買行動の変化
調査結果によると、54.1%が生成AIをきっかけに商品を購入した経験があると回答し、昨年の調査結果と比較して11.4ポイント上昇しました。また、行き先の決定に関しても、50.4%が生成AIを利用した経験があると回答しており、こちらも前年比で増加しています。これにより、生成AIが単なる情報収集ツールではなく、実際の購買意思決定に直結する影響力を持つことが証明されました。
商品購入と行き先決定の傾向
「生成AIとの対話を通じて購入したことがある商品」についてのデータでは、「パソコン・スマートフォン・周辺機器」が40.9%で最も多く、次いで「衣類・アパレル」が36.0%、食品関連が34.9%という結果が出ました。一方、行き先の決定では、「飲食店」の選択が66.7%と圧倒的に高い反応を示しました。
この結果から、生成AIが特に生活に密着した分野での購買に強い影響を及ぼしていることがうかがえます。特に飲食店の選定では多くの条件を比較しながら最終的な選択をするため、AIの提案が非常に有効であることが明らかになりました。
生成AIと他メディアとの併用
興味深い点は、約90%のユーザーが生成AIから提案された商品やサービスに関して、実際にGoogle検索などを用いて追加の情報収集を行っていることです。これにより、生成AIが提案する情報だけに頼らず、ユーザー自身が確認作業を行う姿勢が依然として強いことが分かります。ユーザーは生成AIを「入り口」として活用し、さらに詳細な情報を他メディアを通じて検証しています。
購買までの流れとリアルな対話例
調査の中では、ユーザーが生成AIとどのような対話を通じて購入に至ったかという具体的な事例も挙げられています。例えば、金融商品を選ぶ際に、特定の条件をAIに伝えたところ、3つの銘柄に絞り込み、その後はGoogleで調べて最終的に購入したという例があります。また、衣類の購入に関しても、評価の高い商品を提示してもらった後、比較検討を行い購入に至ったケースを紹介しています。
このように、生成AIとの対話は単なるモノ選びに留まらず、行き先の選択や医療機関の調査など、さまざまな分野にわたってユーザーの行動を変化させています。
まとめ
生成AIがもたらす影響は、商品購買や行き先の決定において年々高まっており、それに伴うユーザー行動の変化も顕著です。ユーザーは生成AIを情報収集のスタート地点とし、必要に応じて他の情報源を活用して最終的な意思決定を行う流れが定着しています。
この結果から、企業は生成AIに対する自社ブランドの認知を深めるため、戦略的に情報を設計し、ユーザーに対して信頼性のある情報を提供することが求められています。今後、この流れはさらに加速し、生成AIとユーザーとの関係性はより密接なものになっていくでしょう。