OSPハートフル社員がデフリンピックに挑む
OSSグループの特例子会社であるOSPハートフル株式会社が、注目を集めています。2025年11月に東京で開催されるデフリンピックに、社員の藪野英選手がバレーボール競技で出場します。OSPHグループは、障がいのある社員が多く在籍しており、彼らの特性を活かす職場環境作りを積極的に進めています。
藪野英選手について
藪野選手は23歳のアウトサイドヒッターで、大阪府出身。彼がバレーボールに興味を持ったのは中学1年生の時で、ろう学校での試合を通じてその魅力に引き込まれました。最初は健聴者との試合で悔しい思いをしましたが、その経験が彼を成長させました。昨年、日本代表としてデフバレーボール世界選手権に出場し、6位という素晴らしい成績を収めました。
藪野選手は、職場でも持ち前の明るさを発揮し、仲間たちを盛り上げるムードメーカーとして信頼されています。社内では手話が共通言語として使われるほど、障がい者に理解がある環境が整備されています。藪野選手は「多くの人がサポートしてくれることがありがたいです」と話しています。
OSPハートフルの取り組み
OSPハートフルでは、「誰もが活躍できる職場」を目指し、障がいの有無に関係なく、全ての社員が能力を発揮できるように環境整備を進めています。実際、直近3年の従業員定着率は100%を達成しています。この背景には、手話の勉強会や作業スキルの可視化、身体への負担を軽減する取り組みなどがあります。
- - 手話勉強会: 従業員全員で定期的に行っています。
- - スキルシート: 各社員の作業スキルを可視化し、業務の効率化を図っています。
- - 身体への負担軽減: 力仕事の削減・動線見直し等を通じて、快適な労働環境を整えています。
藪野選手への特別なサポート
藪野選手がデフリンピックに出場するための特別支援も行われ、大会1か月前から休暇が付与されています。仕事終わりの練習にも参加できるように残業を抑える配慮があり、より良いパフォーマンスを引き出せるように支援されています。彼の成功が、会社全体の士気を高めることにつながっています。
デフリンピックの概要
2025年11月15日から26日まで東京で行われるデフリンピックは、耳が不自由な人々のためのオリンピックです。70〜80の国・地域から約6,000人の選手が参加し、21競技が行われる予定です。藪野選手が出場するバレーボールは、特別な工夫により、選手同士、審判とのコミュニケーションが図られています。
まとめ
障がい者雇用を推進するOSPハートフルから、藪野選手の熱い挑戦が始まります。彼の健闘が共感を生み、周りの人々に希望を与えることを期待しています。日本で初めて開催されるデフリンピック、藪野選手選手の満ち溢れる情熱を一緒に応援しましょう!
OSPハートフル株式会社について
設立は2019年で、現在48名の従業員が在籍し、そのうち29名が障がいを持った方です。大阪府大阪市天王寺区に本社を置き、印刷物の製造や受託業務を行っています。先進的な取り組みが評価され、数々の受賞歴も誇っています。詳しくは
OSPハートフルの公式サイトをご覧ください。