Z世代が抱くHIP HOPの魅力とは
近年、HIP HOPが若者を中心に大きな支持を得る中、Z世代の大学生たちがHIP HOPにどれほどの関心を寄せているのかを調査した結果が発表されました。リサーチを手掛けたのは、株式会社RECCOOが運営する『サークルアップ』。最新調査によると、Z世代の約50%が「かなり興味がある」「まあ興味がある」と回答し、驚くべき関心の高さを示しています。
ラッパーの地上波出演、約4割が支持
さらに、「ラッパーはもっと地上波での露出が増えるべきだと思いますか?」との問いには、約4割の大学生が積極的な支持の意を示しました。これは、HIP HOPが持つアンダーグラウンド的なイメージから脱却し、主流文化の一部として認知され始めていることを示唆しています。
地上波で見たいラッパーは?
続いて、大学生に「特に地上波で見たいラッパー」を尋ねた結果、人気ラッパーのランクが明らかになりました。
1位はR指定で、Creepy Nutsとしての活動も相まって多くの支持を集めました。2位は「ちゃんみな」、3位にはSNSでも注目を浴びるSKRYUとAwichがランクイン。これらの結果から、Z世代が求める音楽アイコンのトレンドが浮き彫りになっています。
音楽番組以外の出演も期待
Z世代の若者は、ラッパーの音楽番組以外での露出も期待している様子がうかがえます。「音楽番組以外のテレビ番組への出演を期待するか」という質問には、おおよそ4割の大学生が前向きな意見を示しました。これは、HIP HOPアーティストが単に音楽活動に留まらず、他のジャンルでも活躍することへの期待感を表しています。
HIP HOPに対する多様な印象
調査の最後には「ラッパーへの印象を自由に教えてください」という質問が行われ、これに対する回答は賛否が分かれる結果となりました。
一方で、否定的な意見も見受けられ、いわゆる「ちゃらい」「暴言」といったアングラなイメージが根強いと感じている人も多いようです。しかし、同時に「自由な音楽をして楽しそう」という前向きな意見もあったりし、HIP HOPの多様性が窺えます。
Z世代のリアルな声を発信
この調査結果は、Z世代の音楽に対する意識の変化を示しており、今後のHIP HOPブームの行く先に注目が集まります。今回の調査は、大学生と共にリアルな声を拾い上げることに注力しています。サークルアップは公正で正確なデータを提供し、企業にとっても価値ある意見を得られる機会を提供しています。
HIP HOPとラッパーがZ世代の文化においてどのように育まれ、成長していくのか、そしてその期待に応える形でのメディア露出が今後増えることが期待されます。今後もZ世代のホンネに耳を澄まし、そのトレンドを追いかけていくことが必要です。