ベルリン国際映画祭ビジターズプログラム参加者決定
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、2026年2月14日から16日に開催される「Berlinale Co-Production Market」のビジターズプログラムに参加する映画プロデューサーを選定しました。今回は3名の有望なプロデューサーが選出され、国際共同製作に関する貴重な体験とネットワーキングの機会を得ることになりました。
国際共同制作の舞台へようこそ!
ビジターズプログラムは、映画界の強力なネットワークを形成するための重要なマイルストーンとなります。参加者は、国際的な映画市場の動向や、他国のプロデューサーと結びつくことで、映画製作における新たな可能性を探ります。また、各国の助成プログラムの理解を深め、具体的なプロジェクトの参考にすることができます。
参加者のプロフィール
バージニア州立大学を卒業後、劇団「日穏-bion-」を主宰し、数多くの舞台作品を手掛けてきました。映画「Earthquake Bird」や「MINAMATA」にも出演し、幅広いジャンルでの経験があります。脚本家としてもテレビ朝日ドラマや国際映画祭受賞作品に関与し、その活動の幅を広げています。
慶應義塾大学美学美術史学科卒。東映でアシスタントプロデューサーの経験後、MBSでは多くの人気深夜ドラマをプロデュース。特にクィア作品に注力し、2024年にはNetflixでのオリジナルドラマを手がける予定です。
日本映画学校を卒業後、数々のプロジェクトで制作進行者として参加。近年は新人監督の育成にも力を入れ、初長編映画の企画プロデューサーとしても名を馳せています。
プログラムの意義
このプログラムに参加することで、プロデューサーたちはそれぞれの事業展開に必要な知識と経験を身につけることが期待されています。VIPOは、現地でのサポートを最大限行い、参加者が忘れがたい経験を得られるよう努めます。報告書として成果を発表することで、このプログラムがどのように彼らのキャリアに寄与するかを振り返ります。
参加の背景
この活動は、経済産業省のクリエイター・事業者支援事業の一環として位置づけられており、日本映画界の国際化を促進する重要な試みです。新たな挑戦が可能となることで、未来の映画製作がどのように変わっていくのか、私たちは注視していきたいと思います。
このビジネスチャンスが、彼らにとって新たな道を開く契機となることを願っています。今後の活動や成果に期待が高まります。