摂南大学スポーツクライミング部の快挙!吉田智音選手が銀メダルを獲得
摂南大学国際学部の3年生であり、スポーツクライミング部に所属する吉田智音選手が、2025年10月23日から26日に開催された「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」に日本代表として参加し、リード種目で銀メダルを獲得しました。この大会は福岡県飯塚市の筑豊緑地公園で行われ、吉田選手の活躍が光りました。
大会の概要
IFSCクライミンググランドファイナルズは、男女混合の国別対抗戦として実施され、リードとボルダーの2つの種目が行われます。今回の大会では、パラクライミングの国際大会も同時に開催され、世界から6カ国の選手が集まる新しいフォーマットの国際大会として注目されました。
日本代表チームの成績
日本代表チームは、吉田選手を含む選手たちがリード種目の決勝で161.5ポイントをマークし、韓国チームに次ぐ2位で銀メダルを手にしました。吉田選手自身は、リードの世界王者・イ・ドヒョン選手と並ぶ43.5ポイントを記録し、チームに大いに貢献しました。また、ボルダー種目でも両性ともに完登し、他国を圧倒する結果を残しました。
吉田智音選手の声
大会を振り返って、吉田選手は「男女混合の新しいペアコンペという形式で、いつもと違った感覚で楽しむことができました。個人戦ではないため、チーム全体としてのプレッシャーが新鮮でした。個々の結果については心残りがありますが、今後はこの経験を活かし、次のシーズンに向けたトレーニングに力を入れていきたいです。」とコメントしました。
これまでの活動と今後の展望
吉田選手は今シーズン、初のワールドカップ優勝、世界選手権2位、そしてワールドカップ年間ランキング3位という素晴らしい成績を収めています。一方で、ワールドカップで4位が4回、世界選手権で準決勝の結果から2位になるなど、課題も残しました。
これらの経験を踏まえ、次のシーズンを見据えたトレーニングプランを構築し、ワールドカップ年間優勝を目指してさらなる前進を誓っています。
摂南大学スポーツクライミング部の設立背景
摂南大学では、2022年にスポーツクライミング部を設立しました。これにより、関西地域におけるスポーツクライミングの普及と発展を目指しています。部員は日々、国際的な競技に参加できるよう、練習に励んでおり、来年には寝屋川キャンパスに国際基準を満たすクライミングウォールが新設される予定です。このような支援体制のもと、吉田選手はもちろん、他の部員たちも次のステージへ向けて挑戦しています。
結論
吉田智音選手の活躍が、多くの人々に感動と勇気を与えると同時に、摂南大学のスポーツクライミング部がさらに注目を浴びることとなるでしょう。彼女の今後の戦いにもぜひご期待ください。