一十三十一の名作カバーアルバムがLPで蘇る
2025年8月2日、シティポップの名曲を集めた一十三十一のカバーアルバム「YOUR TIME Route #1」が念願の再発を迎えます。このアルバムは、2012年に初めてリリースされ、実に13年ぶりのLPカラー盤としての登場です。製作者として名を連ねるのは、流線形のクニモンド瀧口。この再発盤は、おそらく当時のシティポップ好きにはたまらない一枚になることでしょう。
主に80年代前半の日本のポップスをカバーしたこのアルバムには、数多くの名曲が詰まっています。たとえば、松任谷由実の「手のひらの東京タワー」や、竹内まりやの「夏の恋人」など、今もなお多くの人に愛されている楽曲ばかりです。また、竹内まりやの「夏の恋人」は、山下達郎が手掛けたことで知られ、聴く人にさらなる愛情をもたらしています。
このアルバムの収録曲の中には、宮本典子の「SILVER RAIN」や、RAJIEの「ブラック・ムーン」といった、知る人ぞ知る名曲も多く含まれています。特に、EPOの「土曜の夜はパラダイス」や、石井明美の「CHA CHA CHA」といった、テレビ番組のエンディングテーマや主題歌としても親しまれた楽曲のカバーは、往年の音楽シーンを思い起こさせる興奮に満ちています。これらの楽曲は、当時の空気感を見事に閉じ込めており、聴くたびに懐かしさを感じさせます。
さて、実際にこのアルバムに収められているのは以下の楽曲です:
A1. CHA CHA CHA (石井明美)
A2. チャンス (大貫妙子)
A3. 夏の恋人 (竹内まりや)
A4. 唇よ、熱く君を語れ (渡辺真知子)
A5. ブラック・ムーン (RAJIE)
B1. すみれ September Love (一風堂)
B2. SILVER RAIN (宮本典子)
B3. 手のひらの東京タワー (松任谷由実)
B4. 土曜の夜はパラダイス (EPO)
このように、幅広いジャンルから選ばれた楽曲は、一十三十一のエアリーでコケティッシュなボーカルによって新たな生命を吹き込まれています。彼女のアーバンなポップスは、今も多くのリスナーから支持を受け続けています。特に、彼女が参加するネオ・ドゥーワップバンド『JINATANA & EMERALDS』でもリード・ボーカルを務めており、その活躍ぶりは目を見張るものがあります。
「YOUR TIME Route #1」に収められた楽曲は、当時の音楽シーンを思い出させ、そのメロディーは、聴く人にとって特別な思い出を呼び起こすことでしょう。コレクター心を揺さぶるLPカラー盤は、特にクリアディープブルー仕様となっており、視覚的にも楽しませてくれます。この再発により、あの頃の音楽が再び輝きを増し、懐かしい音楽の旅へと誘うことでしょう。
是非この機会に、当時の名曲を一十三十一の新しい解釈で味わってみることをお勧めします。彼女が引き出す新たな魅力は、きっとあなたの心にも響くはずです。リリース情報を逃さずに、思い出の名曲たちを再度体験してみてはいかがでしょうか。