音響防音構造登場
2025-02-26 10:59:39

ツナガルデザイン、音響防音構造を米国特許取得!賃貸マンションに新風を

ツナガルデザイン、音響防音構造を米国特許取得!



防音マンションのパイオニア、ツナガルデザイン株式会社は、2023年に続く快挙として、音響防音構造の特許を米国でも取得しました。この特許(番号:US 12,209,408 B2)は、日本の特許に続くもので、今後の賃貸市場において大きな影響をもたらすことが期待されています。

音響防音構造とは?



音響防音構造は、免振ゴム上に設置されたコンクリート浮床と、鉄骨フレームから成る防振防音構造体を基に、壁面の吸音層と反射層を使用して空間の音響特性を最適化する新しい工法です。これによって、従来の防音マンションでは難しかった高いレベルの音響性能を実現しています。特に、楽器演奏やホームシアターを利用する居住空間に最適化されています。

背景にある技術の必要性



従来の防音マンションは、楽器演奏や家具の配置による騒音問題に対処できず、多くの課題を抱えていました。この音響防音構造の導入により、住戸内の音響環境を施行後でも簡単に調整できる仕組みが実現しました。住民のニーズに応じた音響環境の最適化が可能となったことから、2022年には日本国内でも特許を取得し、さらには海外でもその価値が認められました。

防音マンション市場の成長



日本国内の防音マンション市場は、急成長を遂げ、主要メーカー3社の供給数が2024年6月には1,800戸に到達すると予測されています。ツナガルデザインの「サウンドプルーフ」シリーズにおいても、入居率が100%を記録し、今後も需要の高まりが期待されています。しかしながら、防音マンションの開発には初期投資や性能確保、入居者募集に関する課題が残されています。そこで、ツナガルデザインは特許技術をライセンス供与する新サービスを開始することを決定しました。

新技術のライセンス提供サービス



この新サービスでは、防音×防振×音響の最適化を図った音響防音構造をデベロッパーに提供します。遮音性能の目標は90dB(500Hz)で、楽器演奏や映画鑑賞に最適な空間が保証されます。この特許技術を使用することで、賃貸物件の価値が大きく向上し、高収益を見込むことができます。また、独自の賃貸管理システムを用いて、入居者募集もスムーズに行うことが可能です。

特許技術の特徴


  • - 遮音性能: 高い音響性能を維持するために、隔音性能の強化を達成。
  • - 快適な住環境: デザイン性と機能性を両立。
  • - テクノロジーの導入: 最新の音響技術を活用し、住居としての魅力を向上。

未来を見据えた防音マンション



具体的な事例として、2024年2月に竣工した「サウンドプルーフシアター学芸大学」では、音響防音構造が取り入れられ、入居者に優れた音響体験を提供しています。この物件は、従来の防音マンションでは成し得なかった快適な映像・音響環境を実現し、特に若い世代からの注目を集めています。

物件概要


  • - 名称: サウンドプルーフシアター学芸大学
  • - 最寄り駅: 東急東横線「学芸大学」駅から徒歩14分
  • - 戸数: 8戸
  • - 価格帯: 1K 147,000円~150,000円、1LDK 177,000円~180,000円

このように、ツナガルデザインの新しいサービスと特許技術は、今後の賃貸市場において不可欠な存在となるでしょう。デベロッパーや入居者にとっても、この新たな防音技術を活用することで、より快適で魅力ある住環境を提供することが可能になるのは間違いありません。​


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