新しい公共ベンチ
2025-04-17 12:16:23

大阪・関西万博で実現したCO₂吸着ベンチ「MOF Bench」とは?

大阪・関西万博に登場した最先端の「MOF Bench」



2023年、大阪で開催されている関西万博で、環境への意識を高める公共ベンチ「MOF Bench」が設置されました。このベンチは、株式会社ExtraBold、SyncMOF株式会社、そして相合家具製作所の三者が協力して実現したもので、空気中のCO₂を吸収する新しい素材、MOF(Metal-Organic Framework)を利用した革新的なプロダクトです。

このプロジェクトは、「BOLDGYM ACADEMY」と呼ばれる法人向けものづくりトレーニングジムのコミュニティの取り組みの一環。異なる分野の専門知識が結集され、持続可能な社会の実現に向けた象徴的な成果物となりました。

MOFという新素材の活用



「MOF Bench」の中心には、新しい環境技術が使われています。このベンチは名古屋市立大学の影山友章准教授がデザインを手がけ、植物の葉をイメージした美しい形状をしています。ベンチの葉脈部分には、SyncMOFが開発した青いMOFが組み込まれており、ここを通過する空気中のCO₂が取り込まれる仕組みになっています。取り込まれたCO₂はベンチの中央に設置された「ミライの果実」というシンボルのもとに送られ、未来の植物を象徴するビジョンを示しています。

このように、デザインと機能性が見事に融合した「MOF Bench」は、ただの展示品ではなく、実際に人々が座れる公共の場として利用されています。

短期間での迅速なプロジェクト展開



プロジェクトは、短期間で完成を見せました。わずか1カ月という期間で設計から製造までの全工程が完了され、ExtraBoldの大型3Dプリンター「EXF-12」を使って高品質な造形が実現されました。この技術により、従来の製造方法では難しかった曲面や複雑な形状を取り入れることができ、また、非石油由来のサステイナブル素材を使用することで環境にも配慮されています。

環境意識を高める役割



「MOF Bench」は、万博会場内の大阪ヘルスケアパビリオンに常設され、来場者の休憩スペースとして利用されています。このベンチは単なる家具ではなく、環境問題への認識を深め、未来の持続可能な社会を見据えたメッセージを発信するアイコンでもあります。

BOLDGYM ACADEMYの未来への展望



このようなプロジェクトを通じて、ExtraBoldは社会にインパクトを与えるものづくりを推進しています。BOLDGYM ACADEMYでは、環境課題解決に向けた共創プロジェクトを今後も展開していく予定です。この第一期会員募集に興味のある企業はぜひ問い合わせをしてみてください。

「MOF Bench」の詳細やこの取り組みについては、以下のリンクを参照してみてください。


この新しい公園ベンチで休憩しながら、環境への取り組みに思いを寄せてみてはいかがでしょうか。私たちの未来への一歩を感じることができる、そんな空間がここにあります。


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