若手監督育成の秘密
2026-01-16 15:48:19

若手現場監督が1年半で一棟の管理を任される理由とは

進和建設工業の若手育成プログラム



進和建設工業株式会社(本社:大阪府堺市)は、入社から約1年半で若手現場監督が一棟を担当できる仕組みを実現しています。通常、現場監督がひとつのプロジェクトを任されるまでに5年から10年を要する建設業界において、この育成スピードは異例と言えるでしょう。しかし、それは決して偶然ではなく、同社の徹底した仕組みが背景にあります。

商品としての建築



進和建設の大きな特色は、建物を“商品”と位置づけ、その仕様や設計、工程を事前に規格化していることです。代表的なRC(鉄筋コンクリート)マンションの商品は、構造から設備仕様、工程の流れまでが標準化されており、オーナーの要望はオプションとして明確に分けられます。

一般的なゼネコンでは、現場ごとに異なる設計条件や仕様に基づき、監督は毎回長時間にわたって図面を読み込む必要がありますが、進和建設では「標準+差分」という考え方に基づき、若手監督も必要な事柄を迅速に把握できるのです。

工事の生産ライン管理



進和建設を特徴づけるもう一つの要素は、工事を「生産ライン」で管理する体制です。RCマンションの建設工程は9つの工程に分けられ、それぞれに標準日数と作業サイクルが設定されています。例えば、躯体工事は「1フロア10日」を目標として管理されています。この結果、若手監督でも「次に何が起こるのか」「いつ業者が入るのか」を工程表レベルで瞬時に理解できる構造が実現されています。

逆算日報での人工管理



現場で使われる「逆算日報」は、単なる作業日報とは異なります。あらかじめ設定した範囲内で、どのように早く、少ない人員で結果を出すかを現場監督が考えます。この仕組みは、工期の短縮、品質の安定、協力業者の利益の確保を同時に実現しています。

監督の役割の明確化



進和建設では、現場監督に求める役割を明確に定義し、「3原則・3作業」に絞ることで、監督が判断に迷わず、仕事の軸をブレないように育てています。この明確な方向性が、若手監督の成長を支えています。

安定した協力業者との連携



進和建設は、協力業者を頻繁に入れ替えず、長年の取引を通じて信頼関係を築いています。そのため、彼らは進和建設の仕様や生産ライン、工程感覚を自然に理解し、現場監督と共に働くことで、三層での工程チェックが行われ、よりスムーズな現場運営が可能になります。

若手監督が抱く不安と成長



建設部の能見竜馬監督(入社2年目)は、文化系の学部出身で建築未経験でしたが、進和建設に入社し、要領よく成長しています。「入社1年半で現場を任されると聞いた時は不安でしたが、進和建設の整理されたプロセスが私をサポートしてくれました」と彼は言います。まさにこの仕組みがあるからこそ、未経験でも現場監督として活躍できているのです。

未来の挑戦



進和建設工業が若手監督を約1年半で現場に出せるのは、個々の能力によるものではありません。この全体のインフラとしての仕組みが背景にあるのです。同社は今後も、建設業界が直面する「人を育てられない」「現場が属人化する」といった課題に対し、改革を続けていきます。

映像で現場を体験



若手現場監督の仕事やその人間関係、判断に関するリアルな様子は、YouTubeのドキュメンタリー作品「僕らはここで熱くなる」で紹介されています。実際の現場の空気感や、職人との関係性を映像で感じてみてください。リンクはここから!


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