倉俣史朗の復刻
2025-10-02 16:42:32

倉俣史朗の名作「HAL」が再び登場!IXC復刻プロジェクト

倉俣史朗の名作「HAL」が再び登場!IXC復刻プロジェクト



日本のデザイン界で不朽の名作として知られる倉俣史朗の「HAL」シリーズが、2025年10月16日から株式会社カッシーナ・イクスシー(IXC)により復刻されます。この新作展示は、IXCの直営店で行われ、ブランド創設からの50周年を記念した特別なイベントとして期待されています。このプロジェクトでは、倉俣が手がけた「HAL2(ハル2)」チェアとテーブルの2作品が復刻され、当時の斬新なデザインの魅力を今日のライフスタイルに合わせて再提案します。

IXCと倉俣史朗の出会い



倉俣はインテリアデザイナーとしてだけではなく、家具を「作品」として捉える独特の視点を持ち、彼の作品には常にアート的な要素が息づいていました。このような彼の才能に惚れ込んだのが、カッシーナ・イクスシーの創業者である武藤重遠氏です。彼は倉俣のアート性やデザイン性を大切にし、その才能を製品化するための道を模索しました。

1989年には「HAL2」チェアや「HAL3」カウンターチェア、テーブルの開発が始まり、倉俣の作品を世に広めるための壮大な展覧会が六本木・AXISビルで開催されました。この展覧会は彼のデザインの可能性を広げ、訪れた人々に深い感動を与えるものでした。

HAL2チェアの魅力



「HAL2」チェアは、1980年代の日本デザインを象徴する傑作です。エキスパンドメタルを用いた背もたれは、視覚的な軽やかさと構造的な強度を兼ね備え、独特の浮遊感を生み出しています。スチールフレームとOSBボードを組み合わせた座面は、機能性と快適性を両立させ、心地よい座り心地を提供。

このチェアのデザインは、倉俣が追求してきた「かたちと詩情の融合」を体現しており、使用される環境に応じてさまざまな表情を魅せます。家具としてだけでなく、アートピースとして存在感を発揮し続けており、今日のデザイン愛好家たちにも高く評価されています。

HAL2テーブルの独自性



「HAL2」テーブルは、同様に1998年に倉俣が手掛けた作品で、チェアと共通のOSBボードが天板に使用されています。この木材は、特有のランダムなテクスチャーをもたらし、シンプルな形状に温かみと個性を添えています。光沢のあるクロムメッキ仕上げの脚部は、全体に鋭い印象を与え、交差する脚デザインは安定感とモダンな美しさを兼ね備えています。

直径600mmのサイズは、カフェテーブルやサイドテーブルに最適で、現代の生活様式にしっくりと馴染みます。倉俣の目指した「機能と詩情の融合」を体感できるアイテムとして、日常生活に自然に溶け込むことでしょう。

まとめ



「HAL」シリーズは、倉俣史朗のクリエイティブな魂と、日本のデザインシーンにおける革新を象徴する存在です。IXCの復刻プロジェクトにより、これらの名作が新たに注目を集めることに期待が寄せられています。デザインに興味がある方は、この特別な展示をぜひ訪れてみてください。

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2025年10月から、カッシーナ・イクスシーの青山本店、名古屋店、大阪店、福岡店で展示が開始されます。さらに詳しい情報は、公式ウェブサイトInstagramをチェックしてください。


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