文楽『妹背山』上演
2025-01-22 12:45:44

国立劇場の伝統芸能、文楽公演『妹背山婦女庭訓』が迫る!

国立劇場文楽公演『妹背山婦女庭訓』の魅力



国立劇場での伝統芸能である文楽の魅力を満喫できる『妹背山婦女庭訓』が、来る令和7年2月、品川区のきゅりあん大ホールと文京区の文京シビックホールで上演されます。この公演は、国立劇場が再整備期間中に行う特別な主催公演の一環として開催され、今回は吉田和生が文化功労者として顕彰されたことを記念する重要な舞台となっています。

公演の詳細



『妹背山婦女庭訓』は、近松半二の傑作として知られる通し狂言で、1711年に初演されました。本作は日本の古典文学を代表する物語であり、まさに“日本版ロミオとジュリエット”とも称されています。敵対する2つの家の子供たちが恋に落ち、その運命に翻弄される様を描いており、独自の視点からの日本古来の悲恋物語として愛されています。

通し狂言の構成



公演は全3部構成になっており、各部でも観覧が可能です。第一部は久我之助と雛鳥との出会いを描く「小松原の段」、大判事清澄との対峙を描いた「太宰館の段」、末には恋人たちの運命が絡む「妹山背山の段」が舞台に上げられます。

第二部では、失われた忠義と相続の物語が展開する一方、第三部では酒屋の娘・お三輪の激烈な恋の物語が展開され、社会情勢と恋愛が交錯するさまが美しい人形と義太夫の音楽に彩られます。

公演情報



開演日時


  • - 第一部: 午前11時開演 (午後2時10分終演予定)
  • - 第二部: 午後3時開演 (午後5時10分終演予定)
  • - 第三部: 午後6時開演 (午後9時終演予定)

上演会場


  • - きゅりあん大ホール (品川区大井町、JR大井町駅から徒歩2分)
  • - 文京シビックホール大ホール (文京区春日、後楽園駅直結)

チケット購入


チケットは国立劇場チケットセンターやインターネットで購入可能です。1等席は9,000円、2等席は8,000円と学生割引もご用意されています。特に障害者の方には割引が提供され、利便性も考慮されています。

吉田和生の至芸



今回の公演では、重要無形文化財保持者(人間国宝)である吉田和生が活躍します。彼の演技は、長年の経験と技術が融合したもので、特に彼が演じる後室定高という役割は師匠・吉田文雀から受け継いだもので、その技巧と情熱を感じられる貴重な機会と言えるでしょう。

日本の美しい四季が舞台に



『妹背山婦女庭訓』はその舞台美術からも、日本の四季の移ろいが表現され、観客に深い感動を与えます。美しい桜や夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色が組み合わさり、視覚的にも楽しめます。

この伝統芸能の世界を、ぜひ実際に足を運んで体験してみてください。観客が一体となり、舞台の魅力に没入できることでしょう。貴重な機会をお見逃しなく!


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

関連リンク

サードペディア百科事典: 文楽 妹背山 吉田和生

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。