マンガ研修の訪日
2026-07-30 11:57:12

フランスの学生が日本でマンガ制作を学ぶ特別研修の模様

フランスの学生たちがマンガ制作の実践を学ぶ



2026年7月12日から7月17日、全日制専門校「総合学園ヒューマンアカデミー」が主催した日本のマンガ業界における特別プログラム「MANGA CAMP(日本研修)」が東京で行われました。この研修には、フランスにある「ヒューマンアカデミーヨーロッパ」のマンガ科に在籍する学生10名が参加し、直接日本の出版社で作品講評を受け、持ち込み体験を行いました。

海外で学ぶマンガの現場


日本のマンガやアニメは、世界中でそのユニークな表現やストーリーが評価されています。特にフランスでは、日本のマンガ文化が広く受け入れられ、多くの学生が専門的に学ぶ機会を得ています。しかし、プロのマンガ家を目指すには、作品を持ち込んで編集者から直接講評を受ける実践が重要です。今回のプログラムは、そのための体験を提供することを目的としていました。

日本文化とマンガの融合


研修期間中、学生たちは国立オリンピック記念青少年総合センターを拠点に、日本の文化に触れながら自身の作品を深く見つめ直しました。三鷹の森ジブリ美術館や中野ブロードウェイ、さらに「ヒカルの碁 原画展」といった文化施設を訪れることで、マンガ・アニメ文化の深層に触れ、また日本の伝統的な食文化も体験しました。特に、浅草観光やお好み焼き・もんじゃ焼きは、学生たちにとって新鮮で刺激的な体験として印象に残ったようです。

プロのマンガ家から直接指導


7月13日には、プロのマンガ家で同校の講師を務める坂本憲司郎先生が特別講義を実施。続く数日間には、マンガ編集者との対話を通じて作品講評が行われました。日本の編集者が作品に対する客観的な視点からのフィードバックを行い、特にストーリー構成やキャラクター表現について具体的なアドバイスを提供ました。

作品持ち込みと編集者へのプレゼン


研修の中核を成したのは、学生が自らの作品を持ち込み、実際に編集者と対話する機会でした。この貴重な体験によって、学生たちは日本のマンガ業界の実態や、作品を磨いていくためのプロセスを学びました。通訳を介しながらも自分の言葉で作品を説明することは、彼らにとって大きな挑戦であり、成長の機会となりました。

編集者からの視点


編集者からは「日本のマンガにインスパイアされている作品が多く、学生の学びの姿勢が非常に好印象」であるというコメントも寄せられました。また、作品の“わかりやすさ”が評価され、さらなる向上を期待される声も聞かれました。これらのフィードバックは、学生たちにとってスキル向上の重要な指針となります。

実践的な学びの成果


今回のプログラムを通じて、学生たちは日本の制作現場のリアルを肌で感じ、またプロからのフィードバックを受ける貴重な経験を手に入れました。特に、持ち込みによって名刺獲得に繋がる評価を得ることは、プロの道へ進むための重要なステップとされています。本研修では、参加した学生たちのうち6名が名刺獲得相当の評価を得ました。

プログラムのまとめ


今後も、ヒューマンアカデミーは日本と海外をつなぐ実践的なマンガ教育を通じて、学生が国際的に活躍できる環境を整えていく予定です。次世代のマンガクリエイターたちが、国境を越えてその才能を発揮できるように、教育機会を提供し続けることが私たちの使命です。

監修者の思い


プログラム監修者のすねやかずみ先生は、「日本の漫画文化を学ぶ学生にとって、持ち込みの経験ができることは技術だけでなく作品づくりへの考え方を大きく成長させる機会になる」と語っています。今後も信頼できる教育環境を提供し、学生の才能を育てていくため、様々な取り組みを続けていくことでしょう。


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