広島・横浜で上映会
2025-08-21 13:29:06

広島から横浜へ!核・平和関連番組の共同上映会開催

広島と横浜での特別な上映会



2025年8月15日から17日まで、広島平和記念資料館で特別な上映会が開催されます。これは、NHK広島放送局と地域の民放4局が共同で行うもので、核と平和に関する番組が一堂に集結される貴重なイベントです。今年は過去の上映会から数えて9回目の開催となります。

上映会では、18作品を通じて被爆の実相や核兵器の影響について広く議論され、参加者が一緒に考える機会を提供します。特に目を引くのは、TSSの特別番組「アイ アム アトミックボム サバイバー~小倉桂子が伝え続ける理由~」の上映です。報道部の石井百恵記者が登場し、少数派の被爆者である小倉桂子さんの貴重な証言がどうして重要なのか、そしてそのメッセージを後世にどう繋げていくのかについて語ります。

広島会場では、特に家族連れや県外からの訪問者、外国人旅行者が多く見られました。彼らは英語字幕付きの番組を熱心に視聴し、来場者数は1465名を超え、TSSの解説付き上映だけで166名が集まりました。これは、多くの人々が核問題と向き合わせられる時間を持つことの重要性を示しています。

横浜での中継および海外への発信



また、今年の特徴的な点として、横浜市の「放送ライブラリー」でも同時に上映会が行われたことが挙げられます。横浜の開催は今回で2回目ですが、初めて広島会場の解説付き上映がオンラインで中継されました。このオンライン生中継により、関東地方の観客は広島の番組制作者の貴重な意見を直接聞くことができ、参加者からは非常に好評を博しました。

来場者から寄せられた感想には、「戦争や原爆について深く考えさせられるいい機会になった」といった声が多く、特に戦後80年・被爆80年という節目を迎えて、過去の実情に興味を持つ人が増えていることが感じられました。これからも、こうした記憶を引き継ぐ活動が必要だと、多くの人が強く思っています。

放送ライブラリーの魅力



「放送ライブラリー」は、放送法に基づく日本唯一の放送番組アーカイブ施設であり、約4万本のテレビ・ラジオ番組やCMが無料で公開されています。さまざまな展示やセミナーを通じて、放送文化の理解を促進するための取り組みが続けられています。

このような上映会は、単なる視聴を超え、参加者が戦争や核問題について思考を深める貴重な機会を提供します。今後も多くの方々に、このような機会を通じて歴史の重みを感じていただきたいと思います。

【お問い合わせ先】
TSS テレビ新広島
〒734-8585 広島県広島市南区出汐2-3-19
TEL: (082) 256-2117
TSS アーカイブプロジェクト事務局(担当:編成部 吉村)


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