新コスモス電機が全従業員に「お年玉」を支給
大阪市に本社を置く新コスモス電機株式会社が、2026年の年始に正社員をはじめ、嘱託やパート、派遣社員を含む約800名の全従業員を対象に「お年玉」を支給しました。この取り組みは、8年連続で行われている恒例行事として定着しており、従業員の士気向上と日本文化の継承を目指すものです。
会社の歴史と「お年玉」制度の背景
新コスモス電機は1964年に創業し、家庭用ガス警報器の開発に成功して以来、「世界中のガス事故をなくす」というミッションを持っています。その創業期から続く「お年玉」は、1970年代から1990年代にかけて業績に応じて支給されており、当時から珍しい取り組みとして注目されていました。
しかし、一時期この制度は途絶えてしまいました。2017年に髙橋良典が社長に就任すると、「良い文化は継承すべきだ」という想いから2018年に再開されました。この活動は、従業員への感謝を形にすることと同時に、会社の一体感を高めることを意図しています。
「お年玉」の支給内容と目的
本年の支給は、正社員や派遣社員を問わず、すべての従業員が対象です。髙橋社長は、従業員一人ひとりの努力を考慮し、雇用形態に関係なく「同じ職場で働く仲間」としての感謝を伝えたいと述べています。
支給の目的には、日頃の感謝を表すこと、企業文化と日本の伝統を引き継ぐこと、そして従業員間の一体感を高めることが掲げられています。髙橋社長は、1977年に入社した際の「お年玉」を受け取ったときの喜びを今でも思い出し、その温かさを忘れずに残していきたいと語っています。
文化継承とグローバル展開へのビジョン
髙橋は、日本の伝統行事や文化が新しい発想や企業文化の豊かさにつながると信じています。この価値観を国内外のグループ会社へ発信し、海外駐在の従業員にも支給を行う方針です。
将来的には、グループ全体へこの文化を広げ、社内の一体感を深めつつ、日本文化への理解を促進したいと考えています。この取り組みは地域や国境を越え、多様性を尊重した企業文化の育成にも寄与するでしょう。
従業員の声
実際に支給を受けた従業員からは、派遣社員としての立場でも大切にされていると感じ、ポジティブな気持ちで新年を迎えられたという声が寄せられています。年始に感謝の気持ちを受け取ることができることで、今年も頑張ろうという気持ちになれたとのことです。
新コスモス電機について
1960年設立の新コスモス電機は、家庭用ガス警報器や産業用ガス検知警報器などを手がけており、国内外で積極的に展開しています。全製品に共通するガスセンサ技術を駆使し、未だ世にない新しい商品を数多く開発しています。今後も、従業員一人ひとりが安心して働ける環境を作り続け、企業文化の継承とエンゲージメントの向上に力を入れていくでしょう。