未来の防災食「NINZIA欧風カレー」がFOOD SHIFTセレクションに入賞
最近、地震や台風などの自然災害が増加している中で、非常食の重要性が再度問われています。そんな中、株式会社NINZIAが開発した「NINZIA欧風カレー」が、農林水産省の取り組みである「FOOD SHIFTセレクション」で入賞を果たしました。この賞は、家庭備蓄に役立つ農林水産物や加工食品を評価するものであり、今回の受賞により、さらなる注目を集めています。
「NINZIA欧風カレー」の特徴
「NINZIA欧風カレー」は、完全植物性の肉と出汁を使用したカレーで、独自のこんにゃくペースト「NINZIA PASTE」と大豆を組み合わせて作られています。見た目も味も本物の肉に近い食感を実現し、深いコクと豊かな風味が特徴です。さらに、湯煎や水を使わずにそのまま食べることができるため、非常時でも手軽に楽しむことができます。日常的な食事としても美味しいため、無理のないローリングストックが促進されます。
防災の新たな課題
近年、ESGやBCPを強化する動きが広がる一方で、自治体の備蓄量の約4分の1が消費期限を過ぎて廃棄されているという事実が問題視されています。これは、特に防災食における「隠れ食品ロス」としての課題を指摘されています。また、NINZIAが実施した調査では、約49%の人が「防災食は美味しくない」と感じており、53%が「賞味期限の管理が大変」と回答しています。このような厳しい現状を踏まえ、NINZIAは「見せる・味わう・植物性」をテーマにした持続可能な備蓄システム『NINZIA BOSAI』に取り組んでいます。
自然なローリングストックの促進
『NINZIA BOSAI』では、災害時だけでなく日常食としても使用できる「フェーズフリー食品」を提供しています。動物性油脂を一切使用しておらず、常温でも安定した状態を保つため、防災食としての機能と美味しさが両立しています。オフィスや学校での利用を促すことで、自然な備蓄サイクルの輪を広げていきます。
NINZIAのビジョン
NINZIAは、ただの健康食品企業でもなく、プラントベース企業でもなく、日本発の技術と素材で「食感」を創り出すことに特化した企業です。私たちの目標は、食の自由を追求し、健康的で美味しい食事をすべての人に提供することです。特に注目しているのは、蒟蒻の食物繊維「グルコマンナン」を使用した技術で、これにより様々な食の可能性を広げています。
期待される未来
「NINZIA欧風カレー」のような革新的な防災食の登場は、日常の食生活をより豊かにし、同時に防災への意識を高めるという新たな価値を提供します。これからの時代に必要な備蓄の形として、この商品は多くの家庭や企業に受け入れられることでしょう。さらに、NINZIAの取り組みが社会全体の防災意識を向上させ、食のロスを減らす一助となることが期待されます。皆さんも、ぜひ「NINZIA欧風カレー」を日常に取り入れて、美味しくて安全な食生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。