DeNA若手社員のキャリア向上!AIとコーチングの新プログラム『BOOST』の効果
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は、若手社員の成長を支援するために、AIを活用したタレントサクセスサービス「BOOST」を導入しました。このプログラムは、認知行動療法(CBT)に基づいており、特に入社1〜3年目の社員を対象に実施されています。
実施背景
DeNAは、健康経営の一環として従業員のパフォーマンス向上を目指しています。高い成長が期待される若手社員のエンゲージメントと健康維持が重要であり、リモートワークが広がる中で感じられる孤立感やストレスに対処する施策が求められていました。
特に、若手社員のエンゲージメントを高め、バーンアウトを防ぐための支援が必要とされており、その一環としてBOOSTが導入されました。
実施概要
BOOSTプログラムは、期間3ヶ月間で実施され、参加者は月1回のプロコーチとの1on1面談を3回行い、さらに毎週15分のAIセルフセッションを取り入れました。これにより、参加した若手社員は意識を高め、自分自身のキャリアに向き合うことができました。
結果の分析
BOOSTを利用した若手社員(参加群)は、比較対象として設けられたモニター群に比べて、キャリア自律スコアが2〜3倍も改善しました。具体的には、キャリアの理解度や明確性が向上し、エンゲージメントに関しても前向きな結果が見られました。モニター群がエンゲージメントスコアを低下させる中、参加群はスコアを0.3ポイント向上させるという逆行改善が見受けられました。
さらに、ストレス対処力も参加群が14%向上し、モニター群に変化がなかったことからBOOSTの効果が明確に示されています。
実際の変化と参加者の声
プログラムを通じて、参加者からは「自分から動ける人になれた」「次のポジションを狙う姿勢に変わった」といった具体的な成果が報告されています。また、プログラム満足度は100%、継続希望も100%という高評価を得ました。
参加者の一人は「初めはコーチングに懐疑的だったが、やってみると多くの良い面に気づいた。情報や考え方の共有が学びになった」と述べています。これにより、コーチングがどのように従来の業務とは異なる視点をもたらすかが分かります。
担当者のコメント
DeNAのCHO室副室長、植田くるみ氏は、「従来の知識インプットや短期間研修を越え、実践する力の向上が見られたことが印象的」と話しています。このプログラムを通じて、若手社員が自律的な成長を遂げるための基盤が形成されていることが確認されました。
一方、BOOSTを開発したBoost Health株式会社の芳賀彩花CEOは、「数字で目に見える効果が確認できた。自分の課題を明確にし、具体的な行動に繋がった」と強調しています。今後も、こうした施策を通じて、企業の価値向上に貢献していく意向を示しています。
まとめ
今回の取り組みは、若手社員のキャリア形成を支援するための効果的なアプローチを示しており、AIと人間のコーチングが融合することで新たな可能性を開いています。このような支援を通じて、今後も多くの企業が若手社員の自律的な成長を促進し、組織全体の活性化へと繋がることが期待されます。