川栄李奈さんが語る！上手な医療のかかり方を学ぶ市民イベント

2025年12月13日、長野県須坂市にて「川栄李奈さんと考えよう！上手な医療のかかり方～地域の医療を守るためにできること～」と題した市民参加型イベントが開催されました。約500名の地域住民が集まり、川栄李奈さんを招いたトークセッションや参加型クイズを通じて、医療の重要性について学びました。

このイベントは、厚生労働省と信濃毎日新聞社の共催により実現しました。第一部では、長野県健康福祉部長の笹渕美香氏が登壇。長野県の「長寿県」としての立ち位置や、医療従事者の負担、急増する救急搬送件数などの課題について言及しました。続けて、厚生労働省の医療政策企画官・西川宜宏氏が、プロジェクトの目指す「上手な医療のかかり方」について説明しました。

クイズ形式で医療について学ぶ

イベントの後半では、川栄李奈さんが登壇し、ファンの大きな拍手に迎えられました。彼女は、冬の寒い長野を訪れた印象を語り、医療の大使としての活動を通じて、日々健康に気をつけるようになったことを明かしました。

特に、彼女は風邪を引きやすい体質であるため、医療としての知識を深めることの重要性を強調しました。「医療従事者の苦労を知ることが、日常生活での健康管理に繋がる」と語った川栄さんは、食生活にも気を配るようにしているとのこと。実際、栄養バランスを考え、特に冬場は野菜を多く摂取することを心掛けています。

体験談を交えた医療への向き合い方

彼女は、最近子どもと一緒に胃腸炎になった経験を例に挙げ、「その時、救急車を呼ぶべきか迷ったが、母親に助けを求んだ」と振り返りました。「いざという時に安心できるかかりつけ医がいることは、本当に大切です」と市民へ伝える姿が印象的でした。

さらに、参加者も一緒に医療の知識を深めるためのクイズに挑戦。特に、「夜中に発熱したらまず救急車を呼ぶのが正しいか？」との質問には、川栄さんは正しく「×」と答えました。このような現実的な問題に対してどう対処すべきか、参加者同士の意見交換が活発に行われました。

医療を身近に感じる機会

最終的に川栄さんは、「#7119をスマホに登録する」ことの重要性を伝え、パニックになりがちな状況で相談できる相手の存在が、いかに心強いかを訴えました。最後に、彼女の締めの言葉とともにイベントは盛況のうちに終了し、参加者全員が地域の医療への理解を深める貴重な機会となりました。

川栄李奈さんのプロフィール

川栄李奈（かわえいりな）は1995年に神奈川県で生まれ、俳優として活動。NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』や、ドラマ「となりのナースエイド」、映画『変な家』『ディア・ファミリー』などに出演しています。今後も多彩な役をこなす予定で注目されています。

今回のイベントを通じて、地域住民と医療をつなぐ架け橋となる川栄さんの姿が、多くの参加者に感動を与え、医療へ関心をもたらす一歩となりました。