顎下脂肪吸引の未来を変える!
近年、美容外科手術として広く行われている顎下脂肪吸引。その時、患者は術前の説明を受けますが、どの程度の脂肪が吸引されるのか、その予測は医師の経験に頼る部分が多く、定量的な手法が不足していました。この度、TCB東京中央美容外科の松村圭祐医師や山本展生医師らが、この課題に挑んだ結果、顎下脂肪吸引における術前の吸引量を予測する新しいモデルが構築されることとなりました。この研究は、2026年6月に著名な美容外科学術誌「Aesthetic Plastic Surgery」にて発表されました。
研究の背景と目的
顎下脂肪吸引は、フェイスラインを整えるために非常に人気がありますが、その予測モデルが未発達であるため、手術の成功率や満足度を上げる上でも多くの課題がありました。本研究の目的は、外来診療で簡単に取得できる身体測定値を用いることで、事前に顎下脂肪吸引時にどれだけの脂肪量が吸引されるかを予測することです。この新しいアプローチにより、より質の高い術前説明が可能になるとの期待が寄せられています。
研究方法
2025年1月から2025年8月にかけて、TCBにて顎下脂肪吸引を受けた63例のデータを基に、単施設での前向き観察研究が実施されました。この研究では、顎下部の縦方向距離や横方向幅、皮下脂肪の厚さ、硬さ、BMIといった身体測定値を記録し、それらと実際の吸引量の関係を解析しました。これにより、吸引量を予測するための重回帰モデルが構築されました。
研究結果
調査の結果、吸引量と特に関係が深い因子として、皮下脂肪厚や縦方向距離、BMI、脂肪の硬さが明らかになりました。このデータに基づき、以下のように吸引量を予測する式が作られました:
予測吸引量(mL) = −7.3587 + 0.7904 × 皮下脂肪厚(mm) + 0.3084 × 縦方向距離(cm) + 0.8934 × BMI − 4.3066 × 硬さスコア(1–3)
この式により、術前にかなりの精度で吸引量を予測できることが証明されました。
今後の展望
本研究の成果は、今後の手術計画や術前カウンセリング、さらには教育資源としても広く活用できる可能性があります。特に若手医師の教育や施術の標準化に寄与する要素としても期待されています。このような取り組みを通じて、訳ない手技が切実に求められる現代の美容医療において、より安全でクオリティの高いサービスを受けられる未来が訪れることを願っています。
研究執筆者の紹介
この革新的な研究を手掛けたのは、松村圭祐医師と山本展生医師です。彼らは、美容外科医療に情熱を注ぎ続ける専門家であり、TCB梅田大阪駅前院やTCB仙台駅前院での診療を行っています。新たな技術と知識を持って、患者さんの「キレイを幸せに」という理念を実現するために日々努力しています。