全国住宅事業者による品質競争、Japan Housing Quality Award 2024の受賞結果発表

第2回Japan Housing Quality Award 2024の開催

2025年5月28日、株式会社NEXT STAGEが主催する「Japan Housing Quality Summit 2025」がオービックホールにて開催され、その中で「Japan Housing Quality Award 2024」の表彰式が執り行われました。このアワードは、全国の住宅事業者の製造品質向上に寄与することを目的に設立され、今回の受賞企業の選定には、厳格な評価基準が設けられました。

アワードの目的と意義

Japan Housing Quality Awardは単なる設計スペックに留まらず、施工現場での実際の製造品質に重点を置いたものです。これにより、全国の住宅事業者がさらに高い現場力を養うと共に、技術者や技能者の意識向上を図ることを目指しています。最終的には、ユーザーが安心して購入できる質の高い住宅を提供すること、及び優良な事業者環境を育むことが目的です。

受賞内容と評価基準

受賞対象は2024年4月1日から2025年3月31日までの期間に評価された建物で、各建物に関して、個々のスコアに基づいて審査が行われました。具体的には、建物部門ではエントリーされた物件を一棟ずつ評価し、優れたスコアを得た建物が表彰されます。また、会社部門では複数の物件をエントリーした企業の建物スコアの平均が高い企業が評価されます。

受賞企業の栄光

今年度の受賞企業の中で、特に注目されるのが会社部門の最優秀賞として表彰された5社です:

- 福岡県のアーキテックス株式会社
- 和歌山県の国土建設株式会社
- 愛知県のトーリンホーム株式会社
- 静岡県の平松建築株式会社
- 福岡県の悠悠ホーム株式会社

また建物部門では、20棟が最優秀賞に輝き、その中には静岡県アイジースタイルハウスの複数の受賞物件も含まれています。これらの受賞は、それぞれの企業が持つ独自の技術やデザイン力が認められた結果、業界全体のレベルアップにも貢献することが期待されています。

イベントの概要

「Japan Housing Quality Summit 2025」の開催に先立ち、2026年5月20日には第3回の表彰式も予定されています。業界関係者の方々の多くの参加が期待されており、今後の住宅市場における展望を左右する重要なイベントとなるでしょう。

本アワードを通じて、住宅事業者の製造力向上が望まれると共に、その質の向上が業界全体に良い影響を与えることが期待されます。