久留米市のデータセンター
2025-10-29 15:13:36

JR 九州電気システムが久留米市に新たなデータセンター開設

JR 九州電気システムが久留米市にデータセンターを開設



2025年10月、JR 九州電気システム株式会社が福岡県久留米市に新たなモジュール型データセンターの建設を開始します。このプロジェクトは、急増するクラウドサービスや生成AIに対応した高性能なインフラを提供することを目的としており、2027年3月には完成を予定しています。

このデータセンターはコロケーション形態でサービスを提供し、さらに新幹線光ファイバとの接続により、高品質な通信サービスを実現します。また、1MWの総受電容量を持ち、約180㎡の敷地に建設される予定で、免震構造や耐荷重1.5t/㎡の特長を備えています。

プロジェクトの意義と背景



この事業は、JR 九州電気システムにとって初のデータセンター事業となり、東京や大阪などの都市部に偏在するデータセンターの分散化に寄与します。これは地域社会にとって重要なデジタルインフラの整備を促進するものです。

特に、クラウドサービスや生成AIの需要が高まる中、環境に配慮した高性能インフラの整備が求められています。このプロジェクトはそのニーズに応じて設計されており、地域経済にも良い影響を与えるでしょう。

施設の詳細



データセンターは、開発を手掛けるのはみちびき株式会社です。同社は東京大学発のスタートアップで、生成AIやクラウド向けインフラの企画・開発を行っています。本プロジェクトにおいても、優れた技術と研究成果を基にした商品「MICHIBIKI DC」が導入されます。

着工は2025年11月で、運用開始は2027年4月を見込んでいます。これにより、久留米市はデジタルインフラの最前線として位置づけられ、地域の経済や生活に寄与することが期待されています。

会社概要



JR 九州電気システム株式会社の代表取締役社長は大石和弘氏。鉄道電気工事や新幹線建設工事など、多岐にわたる事業を展開しており、デジタル通信分野でも活躍しています。

また、みちびき株式会社の代表取締役社長中島高英氏がリーダーシップをとり、データセンターの開発における専門的な知見を提供しています。両社が協力し合うことで、高い技術力と信頼性のあるデータセンターが実現されるでしょう。

このプロジェクトが成功し、地域のデジタルインフラが着実に整備されることで、今後もデータセンター需要はますます高まっていくと考えられます。新たに建設されるこのデータセンターは、地域の発展に寄与することが期待されています。


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