リバスタの最新サービス「施工図管理」が業界を変える
株式会社リバスタは、建設業の生産性向上を目指し、施工管理業務の標準化とノウハウ継承を支援するサービス「GENBATON」を新たに拡充しました。特に重要な新機能である「施工図管理」を2024年10月より提供開始し、建設業界の課題に立ち向かう姿勢を示しています。
背景
日本の建設業界では、特に熟練技能者が高齢化していることが深刻な問題です。60歳以上の技能者が約25%を占める中で、29歳以下の若手はわずか12%程度です。このような厳しい状況に加え、業界内での施工不良リスクが高まる中、品質管理の徹底が求められています。結果的に、現場管理者の業務負荷は増加し、効率的な作業が求められています。
施工図管理の必要性
施工図は、施工における重要な指針として多くの情報を含みます。しかし、現場で扱う図面の数が多く、アナログな手法での管理が行われているため、承認漏れなどのトラブルが発生しやすいのが現実です。また、企業や現場ごとに異なる管理方法は、新たなメンバーにとっての教育負担を増加させ、業務の属人化を助長しています。
このような課題を解決するために、リバスタと大林組は「施工図管理」機能を開発し、施工図に関わる様々な情報を元請け会社の関係者全体で共有可能にしました。
「施工図管理」の特徴
1. 図面進捗の可視化
各現場の回覧状況を一覧で確認できることで、図面の提出日や返却日が明確になります。これにより、図面の作成漏れや進捗確認が容易になり、工事の遅延を防ぐことが出来ます。
2. 最新版の図面管理
現時点で登録されている図面の最新版を一目で確認でき、古い図面を探す手間を省きます。これにより、情報の共有漏れや手戻りを防ぎます。
3. 未承認図の事前共有
承認待ちの施工図の周知も簡単に行えます。これにより、新たな変更があった場合のスムーズな情報伝達が可能です。
料金について
「GENBATON」の月額利用料金は現場ごとに10,000円です。ただし、施工図管理は「GENBATON」の一部であり、単体での利用は不可となっています。
今後の展開
リバスタは「施工図管理」に限らず、既に提供中の三つのサービスについても継続的な機能改善とサービス拡張に取り組み、施工管理業務の標準化とノウハウの継承を進めていく方針です。
まとめ
建設業界が直面する課題に真摯に取り組むリバスタの「GENBATON」は、今後も業界の革新に寄与することでしょう。情報の透明性を高め、業務の効率化を促進する同サービスは、今後の施工管理のあり方を大きく変える可能性を秘めています。建設業界に新風を巻き起こす「施工図管理」の展開に、引き続き注目していきたいと思います。