鴻池運輸、インドでのエンジニアリング事業拡大に向けて株式取得
鴻池運輸、インド事業を加速
鴻池運輸株式会社は、インドのエンジニアリング会社であるVertex Engineers Private Limitedの株式を49%取得し、2026年1月に正式に統合することを発表しました。これにより、グループ全体のインドにおける事業基盤がさらに強化されることが期待されています。
鴻池運輸とKONOIKEグループの背景
大阪に本社を置く鴻池運輸は、国内外で多岐にわたるエンジニアリングサービスを提供しており、特に設計・製作・運搬・工事・メンテナンスが主な柱となっています。また、インドにおいては、Konoike India Private Limited(KIPL)が、さまざまな日系企業の工場で配管工事や設備据付などを手掛けています。
これまで、インド内の日系メーカーに対して、技術サービスや工事を提供し、地域の工業発展に寄与してきたKIPLは、今回の株式取得により、より強力な支援が可能になる見込みです。
Vertex社の役割と強み
新たに株式を取得したVertex Engineersは、自動車や原子力、石油・ガスなど、重要産業に特化したエンジニアリング業務を展開しています。特に、自社の都市ガスインフラやフォワーディング事業に関連する各種工事において、高度な専門技術と管理ノウハウを持っています。
このため、鴻池運輸のエンジニアリング事業との統合は、両社にとって大きなシナジーを生み出すことになると考えられます。これにより、インド市場での事業の拡大が期待されており、都市ガス関連のインフラ整備が加速することでしょう。
環境への配慮
鴻池運輸は、インドでの都市ガス事業にも参画しており、大気汚染問題の解決を目指しています。大阪ガス株式会社と連携し、化石燃料から天然ガスへのシフトを促進する動きも進めており、持続可能な社会の実現に向けた責任ある事業運営を行う意義があるとされています。
中期経営計画と未来への展望
KONOIKEグループは、「中期経営計画2027」の中でインド市場を重視し、さらなる業容拡大を進める方針です。インドは今後、需要の増加と高成長が見込まれる地域であり、鴻池運輸はここを「第二の創業の地」と位置付けています。
このような戦略的な動きは、今後も物流を超えた新たな価値の創造につながると期待され、インドのお客様の課題解決をサポートする事業展開に寄与することでしょう。
経営者のコメント
鴻池運輸の営業統括本部本部長、田辺茂樹氏は「Vertex社との連携により、両社の強みを生かしたエンジニアリング事業の拡大が見込まれており、新たな価値の創造と課題解決に積極的に取り組んでいきます」とコメントしています。
このように、鴻池運輸は今後もインドでの事業展開に注力し、地域経済の発展と環境保全に貢献することを目指しています。