防災のプロが教える新たな対策法
昨今、自然災害が多発し、家庭での防災対策が今まで以上に求められています。そんな中、シリーズ累計10万部を突破した『最強版プチプラ防災』が話題です。この本の著者である辻直美さんは、国際災害レスキューナースとしての豊富な経験を生かし、誰でもできる防災法を提案しています。
辻直美さんの歩み
辻さんは、阪神・淡路大震災を経験したことがきっかけで防災の重要性に目覚めました。実家が全壊した経験から、彼女は自身と家族を守るために、プチプラでも安全な住環境を作る方法を模索してきました。2019年には大阪府北部地震を経験し、安価なアイテムを駆使して「震度6弱に耐えた家」を実現しました。その結果、無傷で過ごしたそうです。
彼女の隣に住んでいた住人は、大腿骨の骨折を負い、部屋が壊滅するという惨劇に見舞われました。このような現実の体験が、辻さんの知識と意義ある防災術の背景にあるのです。
防災の知恵を詰め込んだ内容
本書は、非常時に役立つ情報や物品リストが盛りだくさんです。「プロの備蓄品30品目リスト」や「ペットを守る防災術」などは、実際の災害時に直面するであろうさまざまなシーンを想定して構成されています。
書中では、特に重視されているのは「住んでいるエリアの危険度」を確かめる方法や、身の回りのものを使った簡易な防災リュックの作り方です。さらに、避難か在宅かの判断をする際の寸前行動についても言及されています。
実践的な防災テクニック
防災リュックを簡単に作成するための方法や、給水の際にぜひ使いたいリュックを使ったテクニックが掲載されています。また、被災した際でも心温まる食事を楽しむための「スープジャークッキング」など、生活の質を向上させるアイデアも点在しています。
本書では、災害に対する心構えや、物資がない状況でも温まる方法が詳しく紹介されています。段ボールを使ったキャリーバッグの作成法や、「ダンゴムシのポーズ」というユニークな体勢も、特別なアイデアの一部です。これにより、家族全員が知恵を絞ることが重要になります。
教育的な取り組みも盛況
現在、辻さんは防災教育にも力を注いでおり、大学や小中学校での講義に加え、企業向けの防災講座も行っています。彼女が手がける講座は、受講者にとって役立つ内容満載です。また、たくさんのメディアにも出演し、情報を発信し続けている彼女の姿勢は、多くの人々に影響を与えています。
書籍情報と今後の展望
『最強版プチプラ防災』は、株式会社扶桑社から2026年3月6日に刊行予定で、価格は1650円(税込)です。全国の書店やネット書店で予約受付が始まっています。
今後も、防災意識を高めるための情報発信や講座の実施を続けていく辻さんの活動から、目が離せません。彼女の実践的なアドバイスは、共に住む家族の安全を日々考える上でとても貴重なものです。