のんさんが伝える平和のメッセージ—新CM「今もどこかで篇」放映開始

2023年8月8日（金）から、俳優でアーティストののんさんを主演にした新しいテレビCM「のんと毎日新聞今もどこかで篇」が放送されます。このCMは、毎日新聞とのんさんのコラボレーションによる「のんと毎日新聞」シリーズの第4弾であり、特に「戦後80年」という重要な節目にあたります。

毎日新聞社は、このCMを通じて、視聴者に「今も、世界のどこかで起きている戦争」に気づいてもらいたいと願っています。CMの中で、のんさんは平穏な日常の中に潜む現実に気づく瞬間を描いています。穏やかな原っぱで寝転ぶシーンから始まり、のんさんが耳を澄ませると、遠くからかすかに聞こえてくる銃声や爆発音が現実を浮き彫りにします。このナレーションは、視聴者に無関心でいることの危険性を問いかけ、思考を促します。

毎日新聞は「コミュニケーター・カンパニー」を名乗り、情報を通じて人々を結びつけることを目指しています。今後も報道を通じて、一人一人が持つ関心を広げ、平和な未来を構築する手助けをしていく所存です。

毎日新聞の特集「戦後80年」

2025年には戦後80年を迎えるにあたり、毎日新聞ではさまざまな取り組みを行っています。「戦後80年――『戦争をしない』を続けるために」という委員会を設置し、連続座談会を行ったり、沖縄戦や広島・長崎の原爆、戦争トラウマなどに関する特集を組んだりしています。さらに、戦中のネガをデジタル化した「毎日戦中写真アーカイブ」を用いた企画展も開催されています。

このように、過去の歴史を検証する姿勢を持つ毎日新聞は、「国際信義に基づき世界平和の確立に寄与する」と定めた「毎日憲章」を守り続けています。この歴史的な背景を理解することは、現代社会においても非常に重要です。

のんと毎日新聞のコラボレーション

毎日新聞は2022年よりのんさんを広告に起用し、CMやその他の共同プロジェクトを展開してきました。特設サイト「のんと毎日新聞」では、新作CM「今もどこかで篇」や過去のCMを楽しむことができます。また、のんさんの視点を生かした連載コラム「月刊のん」もあり、視聴者に新たな気づきを提供しています。

のんさんの多彩な活動

のんさんは俳優・アーティストとして活躍し、映画や音楽、アートなど多岐にわたるジャンルで表現を続けています。特に、2016年のアニメ「この世界の片隅に」では主人公の声を演じ、多くの賞を獲得しました。2022年には自身の作品「Ribbon」を発表し、同年9月には映画「さかなのこ」で日本アカデミー賞を受賞するなど、その実力を証明しています。

結論

新CM「のんと毎日新聞今もどこかで篇」は、私たちに何ができるのかを考えるきっかけとなり、平和の重要性を再確認させてくれる内容となっています。ぜひこの機会に、毎日新聞の特集や特設サイトを訪れ、深い理解を得ることをお勧めします。今後も、多様な視点からのんさんとともに地球の未来について考えていきましょう。