大阪・関西万博で“Saya”が提供する新しい体験とは?
2023年5月、大阪で開催される「大阪・関西万博」では、株式会社アイシンが注目の技術を展開します。その中心となるのが、マルチモーダル対話AIエージェント「Saya」です。これは、単なる案内を超えた新しいインタラクションの形を提供する技術です。
「Saya」とは?
「Saya」は、フル3DCGキャラクターで構成され、リアルな人間のように振る舞うことができます。このAIエージェントは、利用者の顔や声などのデータを解析し、その状況に応じて最適な返答をする能力を持っています。訪問者とリアルタイムに会話を交わす際には、日本語と英語の両方で対応可能で、雑談や質問応答など、様々なシナリオに適応します。
この技術は、アイシンだけでなく、IT企業のIdeinやいくつかの教育機関と共同で開発されたものです。特に、アイシンの強みであるカメラ画像認識技術が活かされており、ドライバーモニターシステムや車室内監視システムなど、日々の技術開発で培ったノウハウが結集された結果といえます。
リボーンチャレンジゾーンでの役割
「大阪ヘルスケアパビリオン」のリボーンチャレンジゾーンでは、アイシンが設置した「Saya」が3台稼働します。これにより、来場者には8つの展示内容を案内し、彼らの興味や感情に応じた具体的な情報を提供します。例えば、来場者が特に興味を示した展示に対して、より詳しい解説を行ったり、他の関連するブースへ誘導したりすることが可能です。これによって、来場者の体験をより一層豊かにし、会場内の活性化にもつながることが期待されています。
アイシンの未来へのビジョン
アイシンは、今回の「Saya」を通じて、より良い社会や環境を目指す技術の開発を続けています。会社の理念である「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を実現するため、今後もさまざまな取り組みを進めていく予定です。これにより、既存の移動手段に新たな価値を添え、利用者に新しい体験を提供することを目指しています。
見逃せない未来の技術
大阪・関西万博での「Saya」の登場は、今後のテクノロジーが私たちの生活に与える影響を示す一例でもあります。このAIエージェントが、訪れる人々の心をつかんで新たな感動を生み出す様子は必見です。AI技術の進化がもたらす未来を、ぜひ自ら体験しに来てください。