サルデーニャ州の魅力
2025-07-03 12:25:59

大阪万博2025: イタリア館で体験するサルデーニャ州の魅力

大阪万博2025: イタリア館で体験するサルデーニャ州の魅力



2025年6月22日、大阪・関西万博のイタリア館で開催された「サルデーニャ州ウィーク」が、地元住民や観光客の注目を集めました。このイベントは、サルデーニャ州の伝統文化や芸術を世界に向けて発信することを目的としており、開幕式ではサルデーニャの伝統楽器の音色が会場を包み込みました。

開幕式のハイライト



午前10時30分、サルデーニャ州観光・工芸・商業担当のフランコ・クックレッドゥ氏と大阪万博・イタリア政府代表のマリオ・ヴァッターニ大使によるテープカットで正式に幕を開けました。クックレッドゥ氏は「今のサルデーニャを大切にしつつ、未来に向けてのメッセージを伝えていきたい」と語り、伝統を重んじた新たなスタートを強調しました。

音楽の祭典



開幕当日の午後には、サルデーニャを代表する歌手カルラ・デヌーレによる感動的なパフォーマンスが行われ、打楽器のブルーノ・ピッチンヌ氏や、ギターを担当するマルコ・ピラス氏との共演で観客を魅了しました。特に、カルラ氏が新たに書き下ろした「ムンドゥ・イン・トゥンドゥ(世界で回ろう)」は、サルデーニャ語のラップを取り入れた革新的な一曲として注目を浴びました。彼女自身も「日本での初めての経験が非常に心に残った」と語り、観客からの温かい反応に感謝しました。

次の日には、「ファンタ・フォルク」のメンバーによるコンサートが開催され、サルデーニャの伝統楽器を用いた即興演奏が人々の心をつかみました。観客たちの参加も見られ、会場は一体感に包まれました。

観光業者によるワークショップ



さらに、6月27日には「Sardinia Meets Japan: Tourism B2B Workshop」が開催され、サルデーニャの観光業者と日本の観光関連企業との交流が図られました。参加者は、具体的な旅行プランに関する情報を交換し、両国の文化体験を深めようとする姿勢が確認されました。特に、リアルな暮らしのプログラムや、文化・食に焦点を当てた旅行ニーズの高まりが印象的でした。

サルデーニャの職人たち



また、イタリア館では「Sardinia: Island of Craftsmanship」というイベントも行われ、サルデーニャの職人たちが自らの技を紹介しました。多様な工芸品を通じて、訪問者はサルデーニャの文化について新たな理解を得る機会を持ちました。特に、織物、陶芸、鍛冶、フィリグラーナなど、各職人の情熱と伝承の大切さが強調され、サルデーニャ州の誇る伝統の重要性が浮き彫りになりました。

最終日には、木工芸の紹介もあり、サルデーニャの自然環境に根ざした伝統的な製作技法が披露されました。125年以上の歴史を持つ職人が誇る温かい笑顔とともに技を観る観客は、その雅な技術に引き込まれ、南イタリアの文化の深さを実感しました。

このような多彩なプログラムを通じて、大阪万博2025の「サルデーニャ州ウィーク」は、文化交流の素晴らしさを実感させ、人と人、自国と他国がつながる感動的な瞬間を提供しました。サルデーニャの未来と伝統が織り成す心温まる物語が、これからも続くことを期待しています。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 大阪万博 イタリア サルデーニャ

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。