岸デジタル大臣政務官がシンガポールでのアジアテックイベントに参加
岸デジタル大臣政務官が、2025年5月27日から28日にかけてシンガポールを訪れ、アジアテック×シンガポール(AT×SG)2025に出席しました。このイベントは、シンガポール情報通信メディア開発庁(IMDA)が主催し、世界各国から約3,000人の参加者が集まる大規模な国際テクノロジーイベントです。会場では、AI、宇宙衛星、通信、量子コンピューティング、そしてデジタルサステナビリティといった幅広いテーマが取り上げられました。また、このイベントでは様々な形式のセッションが用意され、多くの専門家や関係者が集まりました。
岸大臣政務官は、このイベントの一環として、AIに関するリスク対策をテーマにした非公開の閣僚級ラウンドテーブルに参加しました。このセッションでは、日本におけるAIの取り組みや、ロボティクスとAIの融合についての見解が共有され、今後の展望も話し合われました。特に、AIの進展に伴って生じるリスクに対する包括的な対策が重要視される中、各国の政策立案者が意見交換を行う場となりました。
岸大臣政務官は、シンガポールのターマン大統領に対してもご挨拶をし、国としてのデジタル政策についての理解を深める良い機会となりました。この特別な会合では、両国のデジタル技術の進展や実施されている政策について意見を交わし、今後の協力関係を強化することが期待されました。
また、シンガポールのテオデジタル開発・情報通信大臣とも会談を行いました。この会談は、今年1月に開催された日ASEANデジタル大臣会合に続くものであり、両国が直面するデジタル政策の課題について具体的な意見交換が行われました。こうした対話は、今後のデジタル変革をリードする両国にとって非常に重要なステップとなるでしょう。
さらに、英国のジョーンズ科学イノベーション省政務次官や、アメリカのラング国際通信・情報政策調整官、アイルランドのスミス貿易促進・AI・デジタル変革担当国務大臣とも意見交換を行いました。これらの国々との対話を通じて、日本が持つAI関連技術やロボティクス分野での強みをアピールすることができ、国際的なデジタル政策の形成に寄与することが期待されています。
今回のAT×SG 2025への参加は、日本のデジタル庁が掲げるデジタル社会の形成に重要な位置づけを持ち、今後の国際的な連携を強化するための一歩となることでしょう。デジタル庁は、引き続きDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進と、公共・民間インフラの整備に尽力していきます。国民の皆様により良いデジタルサービスを提供するため、今後の取り組みに期待が寄せられます。