梅雨時期の楽器管理法と湿気トラブルランキングTOP3
梅雨の訪れと共に、湿り気の強い季節がやってきます。普段は調子良く演奏できても、この時期は楽器にとって大敵。湿度が高くなると、楽器が受ける影響は計り知れず、愛用の楽器がダメージを受けるリスクが増大します。そこで今回は、楽器管理の専門家である島村楽器の従業員の調査結果を基に、湿気の影響を受けやすい楽器のランキングとその対策法を詳しくご紹介します。
湿気に注意が必要な楽器ランキング
バンド系楽器編
1.
アコースティックギター(906pt)
アコースティックギターは、多くの木材で構成されており、湿気の影響を受けやすい楽器です。湿気が多いと、ボディが膨張したり、ネックが反ったりするリスクがあります。楽器の状態を保つためには、日常的な湿度管理が欠かせません。
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対策: 定期的なメンテナンスを行い、湿度計を用いて湿度をチェックし、必要に応じて湿度調整剤を使うことが推奨されています。
2.
クラシックギター(644pt)
クラシックギターも同様に木材が多く使用されています。特にボディ材が薄く、湿度に敏感です。そのため、膨張や接着部の剥がれが発生しやすいのが特徴です。
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対策: 湿度が高い時期には乾燥させるためのケアが必要で、専門的な知識を持つ修理業者に見てもらうことも視野に入れておきましょう。
3.
ウクレレ(300pt)
小型でかわいらしい見た目のウクレレ。しかし、この楽器も木材からできているため、湿気の影響を受けます。特に、ボディが膨らんだりネックが反ることで音質に影響が出ることがあります。
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対策: 定期的なチェックを行い、湿度管理をしっかりすることが鍵です。
クラシック系楽器編
1.
アコースティックピアノ(576pt)
ピアノはとても繊細な楽器であり、湿度変化に極めて敏感です。湿度が高くなると音色に影響を及ぼし、弦の錆やカビの発生も招くことがあります。特に、湿気を多く吸うと、冬場には逆に木材が割れてしまう可能性も。
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対策: 湿度管理は特に重要で、エアコンや除湿機を利用することが推奨されています。
2.
ヴァイオリン(466pt)
木材で構成されたヴァイオリンも湿度の影響を受けやすい楽器です。湿気によって楽器がべたつくことがあり、演奏性能が低下する場合もあります。
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対策: 湿度計を常に用い、湿度が許容範囲内に保たれているか確認することが大切です。
3.
クラリネット(398pt)
木製とコルクなどの素材から成るクラリネットも湿気の影響を受けます。特に膨張に注意が必要で、割れやヒビなどの問題が発生します。
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対策: 定期的なチェックが一番の予防策です。
楽器の湿気トラブルを防ぐためのおすすめグッズ
湿度は40〜60%が理想とされています。島村楽器では、湿度調整のための便利な商品を取り揃えています。以下におすすめのアイテムを紹介します。
アコースティックギター用
- - E.D.GEARUltra Dry: 湿度調整剤。湿度を適正に保ってくれます。(販売価格:1,400円(税込))
ウクレレ用
- - E.D.GEAREFG-U1: 調湿・消臭が可能な指板ガード。ウクレレの音質保護に最適です。(販売価格:1,600円(税込))
アコースティックピアノ用
- - EMULEML-TKJN01: ピアノ内部で湿度調整を行うアイテムです。(販売価格:3,500円(税込))
結論
楽器もまた自然環境の影響を受けるもの。梅雨の時期には特に注意が必要です。適切な湿度管理を行い、大切な楽器を長持ちさせて、音楽のある生活を楽しんでください。楽器のトラブルを回避するために、できる対策を今から始めていきましょう。これからのミュージックライフの充実を願って。
島村楽器株式会社について
島村楽器は、全国各地に181店舗を展開する、日本最大級の総合楽器店です。音楽愛好者にとっての理想的な場所を提供し、楽器販売に加え、音楽教室、楽器修理、コンサート企画まで、幅広いサービスを展開しています。あなたの音楽ライフにぜひ寄り添わせてください。