環境水処理研究
2026-08-24 13:44:14

大阪市水道局と多木化学が共に進める環境配慮型水処理研究

環境に優しい水処理技術への挑戦



多木化学株式会社(本社:兵庫県加古川市)は、大阪市水道局と新たな環境配慮型水処理凝集剤「膜用PAC」に関する共同研究協定を締結しました。このプロジェクトは、令和8年の8月から令和13年の3月までの4年7か月間にわたり実施される予定です。環境に優しい技術を求める中で、持続可能な水処理方法の開発は急務とされています。

膜用PACの特長



膜用PACは、当社が新たに開発した凝集剤であり、膜閉塞抑制とろ過水質の向上を主な目的としています。この技術の導入によって、単位水量あたりに必要な膜の本数や膜処理にかかる動力を低減できる可能性が高まります。これにより膜処理コストの削減が期待され、水道事業における効率化が一層進むことでしょう。

すでに一部の浄水場では実証試験が行われており、良好な結果が得られています。この共同研究では、大阪市水道局が有する膜ろ過試験フィールドを活用し、淀川の原水を対象に膜用PACを適用した試験が実施されます。これにより、膜の最適運転条件の確立や水処理にかかるランニングコストの評価が行われる予定です。

水インフラの高度化を目指して



この研究を通じて得られる知見は、膜処理の安定化や省スペース化、さらに運転管理の簡素化に寄与することが期待されています。これにより、日本の水インフラの高度化を促進し、膜用PACの市場浸透を図ることが目指されています。

さらに、多木化学は「長期ビジョン2050」を掲げており、環境に配慮した化学素材の開発を進めることで、循環型社会の実現に向けて積極的に取り組んでいく方針です。

未来に向けた取り組み



この共同研究は、両者が協力し合い実施するものであり、持続可能な水処理技術の開発だけにとどまらず、今後の環境配慮型技術の普及にも大きな影響を与えるでしょう。水処理薬剤の成長分野として、社会に貢献する意義が深まります。

多木化学株式会社は、今後も持続可能な開発を目指し、積極的に研究開発を推進していくことを約束しています。地域環境の保全に寄与するこの新技術が、今後の水道事業にどのように影響を与えるのか、注目が集まります。


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