オフィス環境の変化と働き方の未来を探る実証実験の報告
株式会社アドダイスとコクヨ株式会社は、オフィス環境の変化が働く人々に与える影響を科学的に明らかにすべく、バイタル測定とAI解析を用いた実証実験を実施しました。この取り組みは、より良い働く環境の実現に向けた一歩であり、先進的なアプローチに基づいています。
1. 背景と目的
アドダイスは、特許技術「予兆制御AI」を駆使し、ヘルスケアや空調制御など多岐にわたる分野でデータを活用したソリューションを提供しています。一方、コクヨのワークスタイルイノベーション部門は、働き方と職場の関係性を追求し、科学的手法でその実装を試みています。
2025年の春から秋にかけて実施されたこの実験は、特にオフィスの一部閉鎖が従業員にどのような影響を及ぼすかを計測することを目的としていました。参加者はスマートウォッチを装着し、バイタルデータをAIに送信。そのデータを解析することで、心身の状態を明らかにするという試みです。
2. 実証実験の概要
期間
この実証実験は2025年4月下旬から10月にかけて行われ、オフィスの一部閉鎖は6月から8月の間に実施されました。
参加者
コクヨのワークスタイルイノベーション部に所属する24名が参加しました。
実施内容
参加者はスマートウォッチを通じて心拍数や皮膚温といったバイタルデータをクラウドに送信し、アドダイスのヘルスケアAIがそのデータを解析します。この結果、心身の健康状態を2種類のAIスコアとして提示しました。
3. 実験結果
実施期間中、オフィスの一部閉鎖前後で全体の合計値に大きな差は見られなかったものの、個々の参加者においてはAIスコアに変化が認められるケースがありました。データをもとに個々のスコアをプロットすると、興味深いことに、参加者は3つの特徴ある群に分けられる可能性が示されました。
このようなデータの分析から、オフィス環境が働く人の心身にどのような影響や刺激を与えるのか、多くの示唆が得られました。詳細な結果については、
こちらをご覧ください。
4. 今後の展望
国際WELLビルディング協会のレポートによれば、従業員の健康への投資は企業にとって金銭的リターンをもたらす戦略的資源と見なされています。このデータは、単なる福利厚生から専門的な戦略へと進化し、企業の生産性向上や人材の定着に寄与します。これを実現するためには、オフィス環境の調整とともに、働く人々のWell-beingを確保する必要があります。
アドダイスは、今後もヘルスケアAIを通じて、働く人々のWell-being向上に邁進していくことを宣言しています。社員の健康と生産性の向上を目指して、さらなるデータと分析による施策が期待されます。
5. 企業概要
コクヨ株式会社
- - 住所:大阪市東成区大今里南6-1-1
- - 事業内容:文房具やオフィス家具の製造・販売、空間デザインなど
株式会社アドダイス
- - 住所:東京都千代田区外神田6-3-6
- - 事業内容:AIを利用した業務管理サービスの提供