日本レジリエンスエデュケーション協会、最優秀賞の栄誉
2026年4月21日に東京イイノホールで開催された第12回ジャパン・レジリエンス・アワードにて、一般社団法人日本レジリエンスエデュケーション協会(JREA)が教育分野で唯一の最優秀賞を獲得しました。この受賞は、全国約7万人を対象にした「折れない心」を育む教育モデルが評価されました。
災害大国日本に求められる「心の新インフラ」
国土強靱化のためには、物理的なインフラ整備だけではなく、個々の人間が困難に立ち向かう力―レジリエンスが欠かせません。JREAは、教育を通じて心のレジリエンスを育てることが重要だと考え、学校や企業、地域に向けた教育の普及に努めてきました。この「ソフト・レジリエンス」のアプローチにより、広範囲にわたる教育が実現しました。
受賞の理由:4層レジリエンス・エコシステム
JREAが今回の受賞で特に評価されたのは「4層レジリエンス・エコシステム」という独自の教育モデルです。このモデルは、均一かつ高品質なレジリエンス教育を全国の現場に提供するためのものです。従来の個別スキルに依存する教育から進化し、持続可能な社会実装を目指しています。
4層レジリエンス・エコシステムの詳細
1.
講師育成: 高度な専門性を持つ「レジリエンストレーナー」の育成
2.
教材提供: 科学的根拠に基づいた再現性のある教育教材の提供
3.
コミュニティ: 学び続ける環境と現場で得た知見の共有
4.
評価・改善: 受講データをフィードバックし、プログラムを定期的にアップデート
このエコシステムは地域格差をなくし、効果的なレジリエンス教育を全国的に普及させることが目的です。
賞の主旨とJREAの役割
ジャパン・レジリエンス・アワードは、レジリエンス社会の構築を目指して先進的な活動を評価する表彰制度です。内閣官房国土強靱化推進室が創設した「国土強靱化貢献団体認証」の認定組織でもあるJREAは、教育を通じて国土強靱化の普及に貢献しています。
審査委員の評価
審査委員である田中里沙教授は、「科学的根拠と現場教育を融合させた取り組みが、レジリエンスを育てる上で非常に重要」とコメントしています。この言葉が示す通り、JREAの活動は時代が求める教育のあり方を示しています。
代表理事の思い
JREA代表理事の山本千香子さんは、「今回の受賞は、全国でレジリエンス教育に取り組むトレーナーや学ぶ人々の努力の結果。今後も『国土強靱化は人づくりから』という視点を大切に、教育を通じて社会に寄与していく」と語りました。
今後の展望
JREAは今後、教育普及モデルをさらに深化させ、「社会の新インフラ」として定着させるために次の領域にプログラムを強化します。
- - 教育: 子どもたちの挑戦力、教職員の心の基礎を築く
- - 企業: 若手社員の離職を防ぎ、立ち直る力を育成
- - キャリア: 環境変化に対する柔軟な対応能力を支援
- - 地域: 相互支援を促進するコミュニティレジリエンスの向上
不確実性が増す中で、必要なのは物理的な強靱さだけではありません。困難に直面した際、個人や地域が立ち直り、共に支え合う力を育てることが重要です。今後もJREAは、教育を通じてレジリエンスを社会の隅々に広めていく所存です。
JREAについて
一般社団法人日本レジリエンスエデュケーション協会は、「逆境から立ち直る力」を育むため、誰もが学び、多様な人々が共に成長できる社会の実現を目指しています。公式サイトでは更に詳しい活動内容を掲載しています。