省エネ加湿システムが補助金対象に！大阪の企業による新たな挑戦

株式会社いけうちの省エネ加湿システムが補助金対象に

昨今の環境問題への関心の高まりとともに、省エネルギーへの取り組みが急務とされる中、株式会社いけうちが新たな一歩を踏み出しました。大阪市西区に本社を置く同社は、経済産業省の補助金制度において、「省エネルギー投資促進補助金」の対象設備として、注目の省エネドライフォグ加湿システムが採択されたことを発表しました。この4つの加湿システムは、各業界での使い勝手と省エネ効果が評価されたものです。

採択された4つの加湿システム

a. 二流体加湿システム AirAKI（エアラキ）
このシステムは、平均粒子径7.5μmのドライフォグを用いて、工業現場の湿度不足を解消します。特筆すべきは、蒸気式からの切り替えによりCO2排出量を約80％削減することが可能な点です。これにより、環境負荷を大幅に軽減しながら、必要な湿度をしっかり確保できます。

b. 一流体加湿システム AirULM（エアウルム）
このシステムは、コンプレッサーエアーを必要とせず、少ないコストで効果的な加湿を実現します。また、大容量の加湿が可能で、高い天井や大きな換気量の空間においても最適に機能します。

c. 一流体加湿システム AU-KIT (エーユーキット)
オフィスや休憩室、食堂、倉庫など、様々な用途で活躍できるパワフルな加湿システムです。純水器を装備しており、カルキやミネラルの析出物を抑制することで、クリーンな環境を維持できます。

d. ハイブリッド加湿システム AirHYBRID（エアハイブリッド）
このハイブリッドシステムは、1流体と2流体の両方の方式を組み合わせ、効率的かつ迅速な加湿を実現しています。特に、有機溶剤を多用する製造現場において、優れた効果を発揮します。

補助金制度の詳細

経済産業省の補助金制度は、省エネルギーや脱炭素を目指す企業にとって、大きな助けとなることでしょう。具体的には、以下の補助金タイプがあります：

- 電化・脱炭素燃転型（補助率1/2以内）
- 設備単位型（補助率1/3以内、設備費のみ）

詳しい情報は、（こちら）をご覧ください。

経済への影響と今後の展望

株式会社いけうちは、広島県呉市で創業し、以来、「霧」を利用した工業製品の開発を続けてきました。今回の効果的な加湿システムの導入により、環境への配慮はもちろん、生産性向上にも寄与することでしょう。今後、さらなる技術革新と共に、多くの企業にとってのコスト削減と、持続可能な社会を実現する一助となることが期待されています。