佐賀県におけるプロボノ活動の新たな展開
2024年12月11日、認定NPO法人サービスグラントは佐賀県及び公益財団法人佐賀未来創造基金との間に進出協定を締結しました。この連携により、佐賀県でのプロボノ活動が一層強化され、地域の社会と経済の活性化が期待されています。
サービスグラントとは
サービスグラントは、日本におけるプロボノ活動の草分けであり、2005年の設立以来、全国で2,300件以上のプロボノプロジェクトを実施してきました。プロボノとは、自身の専門知識や経験を活かして社会に貢献する活動のこと。多くの人々がこの活動に参加し、地域の課題解決に寄与しています。
進出協定の意義
佐賀県に拠点を置く意義は多岐にわたります。まず、佐賀県はCSO(市民社会組織)支援が全国的に評価され、充実したふるさと納税制度を有しています。これにより、地域のNPOやボランティア団体への支援が強化されています。さらに、佐賀県民は社会貢献活動に積極的で、ボランティアの参加率が全国で2位という実績もあります。
この文化がプロボノの活動を後押しし、金銭的支援に加え、専門的知識や技術の供給がもたらされることで、CSOの運営基盤をさらに強化することが可能になります。
佐賀での具体的な取り組み
サービスグラントは、進出を機に以下の6つの事業を展開し、地域のニーズに応じた支援体制を構築します。
1.
プロボノワーカーの発掘:説明会を開催し、地域住民や関係人口に参加を呼びかけます。
2.
新ソーシャルロールの養成:社会参加オープナーの育成を目指し、中間支援専門人材を育てます。
3.
県内CSOとの連携:地域の中間支援組織との協働を促進し、実践的なノウハウを交換します。
4.
オンラインプラットフォームの活用:全国からの協力を得るための環境整備を行います。
5.
企業との協働:企業の社会貢献活動をCSOの支援に結びつけ、新たな価値を創出します。
6.
コミュニティの運営:交流会を定期的に開催し、支援者同士のネットワークを強化していきます。
今後の展望
サービスグラントは、佐賀を拠点に九州全域にプロボノ活動を広げる上で、新たな挑戦を続けていきます。「ソーシャルウェンズデイ」などのイベントを通じて、地域の人々とのつながりを深め、CSOの活動をより充実させることを目指します。地域に根ざした活動を心がけつつ、持続可能な社会の実現に向けて邁進していく姿勢を示しています。
終わりに
サービスグラントの進出により、佐賀県のCSO支援は新たなステージへと進化します。地域の皆さまにとって、プロボノ活動が身近なものとなることで、社会課題に対する理解が深まり、共に解決策を模索する強い絆が生まれることでしょう。地域の発展とともに、個々の力が結集する未来が楽しみです。
詳しい情報やイベントスケジュールについては、
サービスグラントの公式サイトをご覧ください。