2025年コンビニおにぎり人気調査の結果とトレンドの分析
一般社団法人おにぎり協会が実施した2025年の「コンビニおにぎり人気調査」の結果が発表されました。この調査は、全国の主要コンビニを対象に行われ、特に「ツナマヨ」などの定番商品が今も変わらず強い支持を受けていることが明らかになりました。
調査結果の概観
調査の結果、通年人気ランキングで全4社が支持した1位の具材は「ツナマヨ」でした。その他には「鮭」や「昆布」といった、誰もが思い浮かべるような定番メニューが上位に名を連ねています。前年の調査からも順位が変わらなかったものの、商品の価格は堅調に上昇し、今後の消費動向に影響を与えそうです。
たとえば、セブン-イレブンのツナマヨは、前年の128円から178.20円に上昇しました。これに対し、ファミリーマートやローソンでも同様に高値が続きます。価格が上昇しても支持が変わらない形は、消費者が求める「失敗しにくい味」ということを如実に示しています。おにぎりは、手軽に短時間で満足が得られる食品として、多くの人に選ばれているのです。
新たな選択肢の台頭
今回の調査で注目すべき点は、「ボリューム」や「プレミアム商品」が日常の中での選択肢として定着してきたことです。特にローソンでは、プレミアムシリーズが人気を集めており、これは物価上昇の中で「軽食」から「メイン食」としてのニーズが変化してきた影響とも考えられます。また、大きめのおにぎりに移行する消費者が増加し、これまで2個食べていた層がコストパフォーマンスを意識して1個で満足するように変わってきているとされています。
さらに、大阪・関西万博の会場内で売られているおにぎりが全国の店舗でのトップ販売数を記録するなど、外国人や多様な顧客層にとっても受け入れやすい食品としての地位を確立しました。
低価格帯商品の増加
原材料価格の高騰が続く中、消費者の経済事情により低価格帯の商品が増加しています。ローソンでは、海苔を使わない低価格ラインに焦点を当て、だしを活用したおにぎりを投入しています。また、ミニストップでは具材を混ぜ込む専用の108円おにぎりが人気を集め、満足感を追求する新たな商品が支持されています。
新しい低価格帯の商品も登場し、特に注目されるのは、海苔を使用しない混ぜ込みおにぎりです。セブン-イレブンの「わかめ御飯おむすび」などがそれに該当し、消費者からの反応も好調です。このように、選択肢が増えることで、消費者が各々のニーズに合わせておにぎりを選ぶ環境が整ってきているのです。
冷凍おにぎりの進展
食品ロス削減と物流の効率化を目指して、ローソンでは冷凍おにぎりの展開を全国的に拡充しています。これにより、定番商品の選択肢も増え、コスト削減にもつながっています。ファミリーマートも2026年から冷凍おむすびを販売予定であり、これからの市場における冷凍おにぎりの位置づけにも期待が高まります。
今後の展望とまとめ
おにぎり協会は今後も、温かい「常温・チルド」の販売を維持しつつ、ゆっくりと選ぶことができるチャンネルの分化にも注目していくことでしょう。2025年の調査結果を通じて、おにぎり市場は価格変動や消費者のニーズに柔軟に対応しながら成長を続けていることが示されました。引き続き、日常的な選択肢としておにぎりの新しい文化が築かれていくことを期待しています。