大阪・関西万博でリサイクル体験
2025年9月27日、大阪・関西万博の北欧パビリオンで、子ども向けの「紙の資源循環体験ワークショップ」が開催されました。主催は、日本テトラパック株式会社。地球温暖化やリサイクルの重要性を学び、楽しみながら実践する機会を提供しました。
イベントの概要
この体験ワークショップは、一般社団法人SWiTCHの協力のもと、抽選で選ばれた大阪府の小学生72名が参加しました。イベントは午前、昼、夕方の3部構成で行われ、進行を担当したのはSWiTCHの代表理事、佐座槙苗氏。日本テトラパックのコミュニケーション部マネージャー、毛受彩氏が、紙パックの仕組みや会社の取り組みを紹介しました。
第1部: 資源循環の重要性を学ぶ
佐座氏は、地球温暖化の原因やその影響、資源循環の重要性について子どもたちにわかりやすく説明。使用済み紙パックが再利用されて新たに生まれ変わるプロセスを実際に見せることで、参加者の興味を引きました。「紙パックは何からできていると思う?」や、実際に再利用されたトイレットペーパーやノートを見せながら、対話形式で進行しました。これにより、子どもたちは環境問題についての理解を深めつつ、リサイクルの重要性を体感しました。
第2部: 実際に作ってみよう
第2部では、使用済み紙パックから紙繊維を取り出し、スウェーデンにちなんだ動物の形をしたキーチェーンを制作しました。佐座氏の指導のもと、リサイクルの楽しさやモノを大事にする心を育みました。後半には、日本テトラパックが取り組む「ベルマーク運動」の説明があり、学校でも環境への取り組みが進められていることを伝えました。
作業を終えた子どもたちは、自らのリサイクル活動を振り返る場面も。環境宣言シートには、「自分ができること」を記入し、学びを行動に繋げる第一歩を踏み出しました。参加した児童からは「紙で作ったキーチェーンに絵を描くのが楽しかった」や、「リサイクルできることは知っていたが、もっと広めていきたい」といった前向きな感想が寄せられました。
サステナブルな未来へ向けて
日本テトラパックのサステナビリティディレクター、大森悠子氏は閉会挨拶で、「今日の学びを家庭や友人と共有し、リサイクルの輪を広げましょう」と語りました。参加者たちは製作したキーチェーンや再利用されたオリジナルミニトートバッグ、ペーパーナプキンなどの記念品を受け取り、嬉しそうな表情を浮かべていました。
日本テトラパックの取り組み
日本テトラパックは、環境教育と教育支援を通じた「ベルマーク運動」に取り組んでいます。この活動は、子どもたちにリサイクルを通じて環境意識を高めるだけでなく、集めたベルマークポイントで教育資材の提供に繋げています。
また、2025年大阪・関西万博ではプラチナスポンサーとして、資源循環や紙容器のリサイクルに関する情報発信が行われています。訪れる者が実際に資源循環を体験できる仕組みを提供し、より多くの人々に環境保護の大切さを伝えています。
リサイクルから始まるサステナブルな未来、子どもたちと共にその一歩を踏み出したこの日を大切に思います。今後も日本テトラパックは、持続可能な社会の実現に向け、活動を続けていく所存です。