膝痛の原因に迫る
ひざの痛みは多くの人が経験する問題ですが、その背後には衰えた筋肉があることをご存知でしょうか。2025年10月26日放送の『健康カプセル!ゲンキの時間』では、これに焦点を当て、膝痛の原因とそれに対する改善法を紹介します。メインMCの石丸幹二さんとサブMCの坂下千里子さんが多角的に膝痛に迫ります。
ひざ痛のタイプ別改善法
膝痛にはさまざまなタイプがあり、それぞれに適した改善策が必要です。主なタイプは以下の3つに分けられます。
1.
階段を上る時に痛むタイプ
2.
階段を下りる時に痛むタイプ
3.
長時間歩いた時に痛むタイプ
自然に身体は衰え、筋肉も同様に落ちていきます。しかし、特定の筋肉を鍛えることで、この痛みを軽減することが可能です。以下、各タイプの改善法を詳しく見ていきましょう。
1. 階段を上る時に痛い人
まずは階段を上る際に痛みを感じる方です。このタイプは
内側広筋の衰えが関係しています。自分の状態を知るためのセルフチェックが重要です。もし痛みを感じる場合は、以下のエクササイズを試してみましょう。
エクササイズ:かかとキック
かかとキックは内側広筋を重点的に鍛えるシンプルな動きです。まず真っ直ぐ立ち、膝を少し曲げた状態から片足のかかとをお尻に近づけるように上げます。この動作を数回繰り返すことで、筋力を向上させましょう。
2. 階段を下りる時に痛い人
次に、階段を下使う際に痛む方には
中臀筋に注目が必要です。この筋肉が弱まることで、膝に負担がかかりやすくなります。
エクササイズ:ゴロ寝ひざ上げ
仰向けに寝た状態で膝を曲げ、ゆっくりと片方の膝を持ち上げます。このエクササイズは、中臀筋を効果的に鍛えられるため、階段を下りる際の痛みが軽減されるでしょう。
3. しばらく歩いた時に痛い人
最後に、長時間歩くことで膝に痛みを感じる方は、足の指の筋肉、つまり
足の握力の衰えが原因です。
エクササイズ:足ゆび壁ドン
足の指を使って壁を押すように行う「足ゆび壁ドン」は、非常に効果的なエクササイズです。悪化する前に、これらの筋力を強化しておくことが重要です。
手術の選択肢も
膝痛が慢性化した場合、医療機関での相談も考慮しましょう。特に、
変形性膝関節症と診断された場合、手術の選択肢もあります。骨切り術や人工膝関節手術などがありますが、それぞれのデメリットも理解しておく必要があります。また、最新の治療法として日帰りの
末梢神経ラジオ波焼灼術も注目されています。
最後に
ひざ痛は日常生活に大きな影響を及ぼしますが、衰えた筋肉を鍛えることで改善が見込まれます。今回の放送を参考に、ぜひ自宅でのケアを始めてみてください。健康な膝を手に入れるために、自分自身の筋肉状態を見直すことが第一歩です。