ABCラジオ 上方落語をきく会が123回目を迎え、ファン熱狂
2025年2月16日(日)、大阪の国立文楽劇場にて、待望の「上方落語をきく会」が開催されました。今回は通算123回目の公演となり、昼夜ともに753席がすべて埋まる満員状態で、多くの落語ファンとABCラジオのリスナーが集結しました。本イベントは1955年12月に始まった、歴史ある落語イベントです。
大盛況の昼夜公演
昼の部と夜の部でそれぞれ実施された公演では、様々な世代の実力派噺家たちが披露されました。特に注目を集めたのは、昼の部では桂米團治さんが、夜の部では桂南光さんがトリを務めたことです。米團治さんは、自身の家元である桂米朝一門の看板演目「猫の忠信」を披露し、大きな拍手を浴びました。
また、桂南光さんは、「素人浄瑠璃」として人気の演目を熱演。これを聞きたかったという多くのファンの期待に応える形で、堂々としたパフォーマンスを見せました。
生中継と特別番組
ABCラジオでは、イベントの生中継を行い、さらに特別番組も制作。昼夜合計でなんと8時間にわたる特別編成が放送され、リスナーたちは、音声を通じても臨場感あふれる公演を楽しむことができました。リスナーの中には、radikoを通じて参加した方々や、会場に足を運んだ観客も多く、総じて数万人もの視聴者を惹きつけるイベントとなりました。
SNSでも盛り上がりを見せ、投稿には「#ABCラジオ」「#上方落語をきく会」がトレンド入り。ここでは、落語の魅力が大いに発信され、大盛況の一日となったことがうかがえます。
特別企画「ラクゴカ人生相談」
当日の特別プログラムとして、昼の部と夜の部の間に生放送された「ヒロT・ユカリのラクゴカ人生相談」も話題を集めました。FMラジオ界のレジェンド・ヒロ寺平さんと、なにわのソウルシンガー・大西ユカリさんが相談役の落語家とともに笑いと涙の人生相談を繰り広げ、スタジオに乱入した噺家の姿も見られるなど、ユニークなシーンも多く盛り込まれました。
来年の開催も決定
この盛況を受けて、来年も同じ時期に124回目の公演が行われる予定です。伝統的な上方落語の醍醐味を堪能できるこのイベント、参加予定の方々は、スケジュールをチェックしておきましょう。今年の興奮をそのままに、再度の“大人のテーマパーク”へのご来場をお待ちしています。会場となる国立文楽劇場は、上方芸能の殿堂であり、落語を愛するファンにはたまらない場所です。
次回の「上方落語をきく会」でお会いできることを、心より楽しみにしています。