岡山大学と益田市の協定
2025-06-03 23:46:21

岡山大学、益田市との新協定締結で医療の未来を支える

岡山大学、益田市との新協定締結で医療の未来を支える



2025年5月27日、益田市役所にて岡山大学(以下、岡大)と益田市、益田市医師会の三者が「第2次益田市スマート・ヘルスケア推進事業に関する協定書」を締結しました。この締結により、岡大と益田市は共同で健康課題に取り組み、地域社会の健康促進を目指します。

スマート・ヘルスケア推進事業の概要



この協定は、特に脳卒中の発症予防を目的としたものです。岡大が益田市と初めての連携を図ったのは令和2年で、当時は市民が家庭での血圧管理に使うデジタル血圧計のデータを基に研究を行いました。。

その成果をもとに、今後は益田市医師会が加わることで、さらなるデータ収集とその分析が進められる予定です。今回の協定締結によって、長期的で持続可能な研究が実現することが期待されます。岡大の那須学長は「この研究成果は、益田市の未来のみならず、日本全体の医療や国民の健康にも寄与すると確信している」と述べました。

地元との強いつながり



協定締結式に先立ち、那須学長は益田市立秦記念館を訪問しました。秦佐八郎博士は岡山大学医学部の前身である岡山第三高等学校医学部を卒業し、ドイツ留学中にノーベル賞受賞者と共に化学療法薬の開発に成功した偉人です。この訪問を通じて、那須学長は地域との繋がりがいかに重要であるかを再確認したことでしょう。

益田市との連携の意義



益田市は岡山大学にとって特別な場所であり、秦佐八郎博士の生誕地であることからもそのつながりが深い。岡大は、地域の医療向上に寄与することを理念に掲げており、他の地域と同様に益田市の健康改善に向けた取り組みを行っています。

地域中核大学としての役割



岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として社会課題解決に貢献することを目指しており、今回の協定もその一環です。このような取り組みにより、大学の研究が地域に与える影響が一層大きくなることが期待されます。

今後の展望



岡大の関係者は、益田市と共に歩むことで地方の医療水準を向上させ、国民の健康を支援していく考えを強調しています。新協定を通じて、デジタル技術を利用した健康管理の可能性が広がり、全国に広まるモデルケースとなることが期待されています。

これからも岡山大学が益田市と深める連携が、地域社会における健康課題の解決と持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たすでしょう。市民の方々は、関心を持ってこの取り組みを見守り、参加していくことが求められています。


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