推し活がもたらす幸せとその魅力を探る特集

最近の調査によると、推し活が多くの人々の生活にどのような影響を与えているのかが明らかになっています。パナソニックが行ったこの調査では、推し活を実践する10〜50代の男女800人を対象に、彼らの「推し」との出会い、日々感じる幸せや生活の質（QOL）の向上について探りました。

推しとの出会い、最も多いのはテレビ番組

調査によると、推しを知ったきっかけとして最も多く挙げられたのは「テレビ番組」で、35.4%に達する結果となりました。これに対し「YouTube」は24.8%でした。このデータからは、年齢層による推しとの出会い方の違いが見えてきます。特に、10代の若者ではYouTubeが36.3%と高い支持を得ているのに対し、30代以上はテレビが主流という現象が見られます。

推し活によるQOL向上

推しのおかげでQOLが上がったと感じる人の割合は驚くべきことに約84%に達しました。さらに、推し活によって「幸せ」や「充実感」を頻繁に感じるという人も多く、特に10代女性はその割合が約半数にのぼります。推し活が、若い世代にとって日常生活をより豊かにしていることがはっきりとしています。

視聴することで得られる幸せ

推しを活動している時に最も「幸せ」を感じる瞬間は「推しが出演する番組を見ている時」だと回答した人が多く、27.4%がこの項目を選びました。視聴することから得られる元気や充実感は、まさに推しのおかげと言えるでしょう。つまり、テレビは推しとの距離を縮める重要なツールであることがうかがえます。

推しが増やすテレビ時間

推しの存在がテレビ視聴時間を増加させたという声も多く、これに関しては81.6%の人が「増えた」と回答しました。推し活がテレビ視聴の習慣を根付かせていることが明らかになり、ますます推し活が私たちの日常に浸透している様子が浮き彫りとなります。

忙しい現代人の推し活

調査結果では、41.3%が「推しの出演番組を視聴すること」に特に力を入れていることが確認されました。多忙な日常を送る中で、視聴方法は録画を選ぶ人が34.3%と最も多く、リアルタイムで視聴する人よりも多いという結果がでました。これは、自分のペースで楽しみたいというニーズが強まり、推しとの出会い方も多様化してきていることを示唆しています。

いつでもどこでも楽しみたい

さらに、録画した番組を外出先で視聴できるようになれば、推し活がもっと充実すると答えた人が77.5%にのぼりました。通勤時間や待ち時間を活用して、推しを楽しみたいという需要が高まっています。

必需品アイテム

推し活の必需品として多くの人が挙げたのは「スマートフォン」で、72.6%がこれを必要不可欠なツールと考えていることが分かりました。また、「録画機能付きのテレビ」は37%が支持しました。推し活をより充実させるためのアイテムとして、今人気があるのは「テレビ」で、その割合は28.5%に達しています。やはり、ファンの心理としてはより大画面で推しの姿を楽しみたいという気持ちがあるのでしょう。