アートリフォームが匠和美建を子会社化し西日本エリアの業務拡大へ

アートリフォームが匠和美建を子会社化

株式会社アートリフォームは、2025年3月23日に株式会社匠和美建の株式を取得し、子会社化することを発表しました。この取引により、アートリフォームは西日本エリアにおける業務拡大を一層加速させる考えです。具体的には、アートリフォーム福岡支店や四国のブランド展開を行う日積工業、さらには山口県のオカケン社と手を組み、西日本全体で地域密着型のサービスを強化していく方針を打ち出しました。

背景にあるグループ戦略

アートリフォームは「暮らしにアートリフォームを。人生にアートリフォームを。」を企業のミッションとして掲げ、住まいに関する多様なニーズに応えるサービスを提供しています。リフォーム事業は修繕からデザインまで幅広く、その地域によって特性が異なるため、一つのブランドで全てをカバーすることが難しい現状があります。そこで、アートリフォームグループは各企業の強みを活かして、業務の拡大を図っています。

特に、リフォームの4つの類型を明確に分類しており、リペア（修繕・営繕）、リフレッシュ（単品取替）、リモデル（全体取替）、リノベーション（空間全面改装）と分けています。アートリフォームは主にリモデルとリノベーションに強みを持ち、修理や小規模なリフォームは他のグループ企業と協力し進めていきます。

匠和美建社との連携

今回の子会社化により、匠和美建はアートリフォームのグループに参加し、地域戦略を具現化する重要な役割を果たします。匠和美建は1995年の設立以来、佐賀県と福岡県で地域に密着したサービスを提供してきました。特に、LIXILリフォームコンテストでは毎年のように最優秀賞を受賞するなど、地域からの信頼も厚く、その実績がアートリフォームにとっても大きなアドバンテージとなることでしょう。

アートリフォームは、地域のニーズに応じた様々なサービスの展開を通じて、九州エリアにおける影響力を今後とも高めていく計画です。

アートリフォームグループのビジョン

アートリフォームは創業70年を超え、これまでに150,000件以上のリフォームを手がけてきました。現在は関東、関西、東海、九州に事業を展開しており、大手不動産会社との提携を行うBtoB事業、WEBやチラシを通じたBtoC事業を展開しています。特に、リフォーム会社サイト「ホームプロ」では14年連続で西日本第1位を獲得しており、その信頼性は業界内でも高く評価されています。

2017年からはM&Aにも注力しており、地域に根ざした企業との連携を進め、グループ全体での売上が120億円を超える企業体へと成長しています。この成長を基盤に、アートリフォームは今後も地域に愛される企業であり続けることを目指しています。