大阪の学生マンションで始まるEVカーシェアリング実証実験の取り組み

大阪の学生マンションで始まるEVカーシェアリング実証実験

2025年12月11日より、大阪府内の学生マンションにおいて、EVカーシェアリングの実証実験が行われることが発表されました。この取り組みは、株式会社コープリビングサービス、NTTビジネスソリューションズ株式会社、そして株式会社REXEVが連携し進めるもので、学生の利便性向上を目指しています。

背景と目的

株式会社コープリビングサービスは、学生が安心してキャンパスライフを営むための環境を整えることを使命としています。近年、環境への配慮が高まり、特に若い世代では自動車所有のニーズが変化しています。このような背景から、EVカーシェアリングを通じて移動手段の多様化を図り、Z世代の価値観に合ったインフラを提供することに焦点を当てています。

実証実験の実施について

実証実験は2025年12月から2026年3月末までの予定で、大阪府堺市に位置する学生マンション駐車場で実施されます。車両は日産リーフの1台が導入され、利用者は24時間365日、専用アプリ「N.mobi」を通じて予約し、利用できるようになります。このアプリはNTTビジネスソリューションズが提供しており、簡単にEVを予約できる仕組みが整えられています。

各社の役割

このプロジェクトにおいて、株式会社コープリビングサービスは実証の主体としての役割を果たし、NTTビジネスソリューションズはサービスの準備や充電設備の構築を担当。また、株式会社REXEVがシステム提供を行い、各社が協力してこの実証実験を推進します。

今後の展望

実証実験の結果を踏まえて、本プロジェクトは学生向けのEVカーシェアリングの社会実装を目指します。挙げられた課題について分析を行い、実用的なモデルを確立することで、学生マンションへのEVカーシェアの導入をより現実的に進める計画です。将来的には、今回得られたノウハウを他の学生マンションへ展開していくことが期待されています。