「未来のトビラをひらく『こども万博』」の概要
2025年の秋、EXPO2025大阪・関西万博にて、「未来のトビラをひらく『こども万博』」が開催されます。このイベントは、子どもたちの自己肯定感や自己効力感を高めることを目的としており、25社の企業や団体が参画し、様々な体験プログラムを提供します。主催は、株式会社Meta Osakaをはじめ、こどもCandyおよび地域密着の体験プログラムを手がける企業群です。
開催の背景と意義
「こども万博」は、2022年にコロナ禍の影響で外出が制限された子どもたちのために、実行委員長である手塚麻里さんが小さな夢を描いたことから始まりました。この活動は、全国での開催を経て、ついには国際的な舞台での実施に至ります。開催目的は、子どもたちが自分の可能性を発見し、夢を実現するための一助とすることです。
参加企業と提供される体験プログラム
出展する企業は様々で、製造業からIT、医療に至るまで幅広い分野が参加しています。例えば、プロの清掃技術を体験できたり、日本の伝統文化に触れられるワークショップが用意されています。以下は、一部の体験プログラムの例です:
- - 株式会社Meta Osaka:メタバース消防士体験
- - イオンディライト株式会社:プロの清掃道具体験
- - 株式会社ママそら:地域密着型のお仕事体験
これらの体験を通じて、子どもたちは自分の興味を発見し、自己肯定感を高めることができます。
自己肯定感を育む3つの力
このイベントでは、子どもたちの「自己肯定感」「自己効力感」「自己重要感」を育むことを目指しています。これにより、子どもたちが自らの能力に自信を持ち、未来に対して前向きな姿勢を持つよう促されています。実際の体験を通じて、自分の夢や希望を見つける機会が提供されるのです。
参加方法と日程
「未来のトビラをひらく『こども万博』」は、2025年10月10日(金)と11日(土)の2日間にわたって開催されます。会場はEXPOメッセ「WASSE」で、入場は無料ですが、万博会場の入場チケットは別途必要です。また、約5,000人の来場が見込まれています。対象は未就学児から小学生で、幅広い年齢層の子どもたちに参加してもらうことを期待しています。
結びに
手塚麻里委員長は、様々な業界から集まった企業との連携が、子どもたちにとって貴重な経験を提供する上で非常に意義深いものであると語っています。多様な大人に触れることで、子どもたちが未来の選択肢を広げ、自身の可能性を感じる場を作り上げていくことが目標です。2025年の「こども万博」を通じて、多くの子どもたちが自分の夢を見つけ、未来へと羽ばたくきっかけとなることを願っています。